【毎日映画_0025/1000】7/25_『ゴーン・ガール』
そういえば全然報告できてませんでしたが、いまシナリオの勉強で、講座に通っています。(4/8 回終了)
学んだことのひとつに、「セリフは嘘をつく、真実は行動に現れる」というものがあります。この映画、まさにそうかな、と。
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『ゴーン・ガール』(2014)
監督:デヴィッド・フィンチャー
脚本:ギリアン・フリン
主演:ベン・アフレック
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〈ストーリー〉
5回目の結婚記念日の朝、妻・エイミーが失踪した。最初は同情されていた主人公・ニックだが、発見されたエイミーの日記に、かつて幸せだった結婚生活が崩壊していく様が描かれており、ニックの嘘や不可解な行動が明るみに。マスコミや世論が一気にニックを叩きはじめる。エイミーの行方は?ニックの真実は?という話。
〈感想〉
この夫婦、出会った頃からお互いを大きく見せ合い、結婚してからも気持ちとは裏腹のセリフを吐き続けます。
いや、裏腹というか、何か気持ちとはズレた口当たりのいい抽象的なことというか。
この気持ち、すごく共感できました。誰も気にしていないのに、なんの体裁を繕っているのか、浅いところで理想像の猿真似をして、結局本質から逃げている。ふぅ。
また色々悩んじゃって(考えるは前進前提だけど、悩むは停滞)めっきり凹みました。
コミュニケーションって難しいです。相手を思ってつく嘘って、どこまで許されるのでしょうか?もしくは許されないものでしょうか?
シナリオ的にいうと、とても高度で上質なミステリーで、勉強になりっぱなしでした。
時間経過や心理描写はセリフで言わせない。本質は行動の中にある。毎週課題に取り組んでいるので、うまく活かせればと思います。
今週の課題は「一年間」を表現する。
風物や風景をト書きに織り交ぜ、主人公を変化させるというシナリオです。その次くらいから心理描写の課題になるでしょうか。添削後の気づきを、また報告できればなと思ってます。