【毎日映画_0062/1000】10/1_『宮本から君へ』
直接じゃないけど、長老のオススメ。オーガニックリーチ。
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『宮本から君へ』(2019)
監督:真利子哲也
脚本:真利子哲也
主演:池松壮亮
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〈ストーリー〉
笑顔がうまくつくれない、気の利いたお世辞も言えない、なのに人一倍正義感が強い超不器用な人間・宮本。
宮本は、自立した女・靖子と恋に落ち、ひとときの幸せに包まれる。
しかしそんな2人に人生最大の試練が立ちはだかる。
愛する人のため、宮本が「絶対に勝たなきゃいけないケンカ」に挑む。
〈感想〉
痛かった。痛いところがじんじんして、ずっと熱かった。じんじんするだけで何もできなくて、悔しかった。
ボクは、元嫁が靖子と同じようなことがあって結婚したんですけど、結局守れなかったんです。覚悟もなく逃げて、逃げて逃げて逃げて。ずっとヘラヘラして生きてきました。
今回のこともそう、話しかけてくれた人に対してヘラヘラと。諦めて、静かに離れていってくれたのに、久しぶりの再会にひとりで舞い上がっちゃって、とっくに終わってるのに今まさにフラれたとか、ひとりでわめき散らして、傷つけて。
「そうやってダメ人間ぶってずっと逃げ続ければいい」
ちゃんと本質見透かされて、二度と関わらないでほしいと最後通告までしてもらう甘えようで、なのにダラダラと迷惑かけて。
こうやってまた、言っていいことと黙っておくべきことの分別もつかずに迷惑ばかりかけて。
宮本はいいなぁ。
弱音を吐くところと、ひとり自分勝手に行動するところが、ちゃんと相手に伝わってる気がして。
宮本はすごいなぁ。
自分が信じるもののために立ち向かう臆病さと、覚悟を持っていて。
去年、テレビドラマ版をやってるときだったか、終わってからだったか、さとなおラボの集まりがあって、まだ時間があったので、近くの喫茶店で仕事をしてたんです。
そしたら長老が入ってきて、一緒に時間つぶしまして。
そろそろ時間だからと店を出て、あと数分を一緒に歩いた途中に、ドラマ版のロケ地になったところを通ったんです。
そのとき長老に、「作ってくれてありがとうございます。自分も変わりたいです。変われると思います」って言った記憶があるんですけど、全然変わってないですね。w
宮本、熱いから、「変わる!」とか短絡的な感想を持っちゃうんですけど、変わるって何なんでしょうかね?
去年、長老に言ってしまった恥ずかしさと、同じことを繰り返している自分への反省から、黒が白にひっくり返るような「変わる」って感想じゃなくて、映画をきっかけに、何かひとつ追加したいことか、何かひとつ、断ち切りたいことを考えるようにしました。
いまだに抽象的で何言ってるかわからない文しか書けませんが、今回の感想をひとつ。
「見ないフリをするのをやめよう」
そしてまたこりずに、長老にはありがとうを伝えたいです。
消費税も10%になったし、+2%分、仕事頑張っていこうと思います。前を向いて。
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