小学生、絵日記、人工衛星
小学生のころ、絵日記を書いていた。多分宿題で。
で、全然負担じゃなかった。すごい貯まっていても、さくさく書いた。多分十日分くらいは平気で貯めてた。
給食のお手紙を使っていたはず。毎日給食の話を当然のように書いた。絵は毎日給食の絵。というかトレーと器。
X月X日X曜日
今日は、給食でご飯とXXとXXとを食べました。あと牛乳を飲みました。
いつ宇宙から人工衛星が落ちてくるか分からないから一生懸命食べました。
とか。
そのときは、人工衛星が心配だったらしい。
人工衛星が落ちてくるかもしれないから、心配で眠れませんでした。
とか書いて。ぐっすり寝てたらしいけど。
こういう、絵日記が負担にならない感じ。とても良いと思う。
だって真面目に書いたってどうせ大した内容じゃないし、先生だってね、そんな興味なかった、絶対。
毎日の給食の内容は確かにそのとおりだし、いい感じで手を抜いてたんじゃないか?昔のわたし。
だけど人工衛星が落ちてくるのを恐れていた、それだけは確かに記録として残っている当時のわたし。
それ、なかなかえらい!
じゃ、今わたしら、人工衛星落ちてくるかもなんて心配もしないで毎日すごしているけど、
いっぱいまわっているからね、心配する子どもがひとりやふたり、増えても本当はいいくらいなはず。
なんて、思っている。日頃からリスクの感覚をもって生きるって、わりとそういうことじゃないの?
わたしらの未来なんて、なんにも、まったく、なんにも保証されてないんだから。