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結婚式とは生き様が反映される場所らしい

今日はまあまあ仕事が立て込んでいた。
どうしても餃子が食べたかったので味の素の冷凍餃子を作ったが、YouTubeを見ながら仕事の連絡を返しながら、考え事をして作っていたら
「油なし!水なし!簡単」の餃子に水を突っ込んだ。味の素様の企業努力をぶち壊し、申し訳ない気持ちになったが、キッチンペーパーで雑に水を吸い取って強火で熱したらちゃんと餃子になった。
すげえ。どうやっても失敗しない餃子。味の素冷凍様。企業努力が恐ろしい。どうやったらあれを200円で売れるんだ。。

え、おいしそうじゃない?


就活時代にはお世話になった。知りもしないのに味の素冷凍の面接に受かりたくてスーパーで企業研究した。味は知らなかったけどとりあえずそれっぽい志望動機で受かった。その節はどうもお世話になりました。(いつもながらに圧倒的情報過多)

昨日、友達の結婚式に行った。(突然の本題)
ちゃんとした結婚式は初めて(ってことにしてる)なので、結婚式に対しての思いと意気込み?をワイの葛藤ベースで書こうかと思う。

まあそもそもワイは結婚式を挙げたくない派という極めて少数派の女だ。

理由①
同じ空間に異なる関係者が集まることに耐えきれないから。それぞれの人とは仲良くなれるがそれぞれと良い具合に距離を保ってレベルを分けて浅い部分での共通点を見つけて会話するという技術をまるでもちあわせていないワイはパニックになるのが目に見えている。想像するだけで地獄。

理由②
あんな芸能人でもないワイの姿を眺める為に人が集まるわけないし、そんな自己満イベントのために人を呼べるほどたいそうな人間ではないことをワイはよくわかっている。

~~~~1か月前~~~~~
仲良しグループのグループラインで
Aちゃん「みんな買った?」
Bちゃん「私、黒買ったんだよね!」
Cちゃん「ワイちゃん、青とか似合いそうだよね^^」
Dちゃん「あっでもワイちゃん赤とか似合いそうだよー!私水色なんだよね♪」
というとんでも(ドレス被らないようにする)マウント合戦を経て、既に瀕死になりながら当日を迎えた。

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~~~~当日~~~~~

すごく立派なホテルでそれはそれはラグジュアリーな空間でワイのテンションはマックス。ちょっと結婚式挙げたいと思った。と思ったのはホテル入って10分まででした★

悲鳴と共に倒れると思われる一部親族

結婚式が始まってしばらくして、二人の紹介とやらが始まった。
司会の方が旦那さんの紹介を始める。

「1993年千葉県●●市にてお生まれになり、●●小学校に進まれました。その後●●中学●●高校、そして●●大学、その後●●にてお勤めになっております」

ワイ「........................................Σ(□゜/)/」
経歴が明らかになるだと!?プライバシーも何もない。そしてワイの心配はこれだ。

”お勤めになっております”

ワイの家は非常に厳しく(ありえないよな、厳しい家でこれが出てきちゃう不思議。科学じゃまだ解明できないやつ)、新卒からフリーランスの道を歩むことなんて許されなかった。親でさえこの状態。
ということは、そう。その親を育てた祖父母はもっと厳しいのだ。

▽ワイの家族との葛藤話を知りたい物好きな方はこちらをどうぞ

故に母は祖父母にワイの内定先だった「大手の食品メーカー営業・商品開発の人」と説明している。
ということはこの結婚式でアナウンスされる「●●にてお勤めになっております」が会場に響いた瞬間祖父母は耳を疑い、万が一、万が一のことがあるかもしれない。これはあかん。(1回目)

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こんなところで怪我させるわけにはいけない
司会者は饒舌に、まるでアメリカのコメディアンのように新郎新婦に話をふりながら続ける。

「お二人がお出会いになったのは●●。そしてお二人が意識されるようになったのは●●。告白はこんなシチュエーションで........プロポーズは........。理想の家庭は●●とのことです★」

いやいやいやいやいや無理無理無理無理。Σ(゚∀。;)
どうすんのよ、例えばナンパがきっかけだったり、マッチングアプリで出会ったとか対処できないでしょ!?ってかこのプライバシーに厳しいご時世にプライバシーってやつはないのか!?時代錯誤では!?


余談だが、ビビりすぎてインスタにつぶやいていたら(インスタでそんなことつぶやくな。ツイッターだけにしてくれという突っ込みは一旦置いておいて)、適切な時期に適切な手順で適切なイベントをしていくお手本のような友人が教えてくれた。
同士は参考にしてくれ。
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有能な友達お言葉

プランナーは有能らしい。

がしかし、現実的に考えてお堅い家に生まれたワイが結婚するなら、結婚式を挙げないなんて選択肢はないはずだ。(そもそも結婚できる可能性が低いって話は諸事情で長くなるので置いておく✌︎('ω'✌︎ ))

こじんまりとした家族のみの結婚式なら挙げるのも仕方ないかと思っていた矢先、家族の前で「運命的・奇跡的な出会いを経て〜」とか言えない。逆にやばそうな感まである。これはあかん(2回目)


友達の結婚式で冷や汗をかくとは思っておらずワイもびっくり。「どうしよう。。。。」ってつぶやいていたらしい。
もちろん、友達は引いてた。ここもあかん(3回目)
そして、こんな(経歴・その他諸々の公表によって親族を失うかもしれない)リスクを背負ってまで結婚式はやるべきことではないと思った。

そして、司会者は続ける。
司会者「新郎に求めることを聞いてみました!」
新郎△△さんに求めることは「何もありません。そのままのあなたでいてください。ずっと一緒に時を刻めることが何より幸せです」


ちょっと待った✋~~~!!!これは会場の全女子がざわめいた。
イケメンすぎる。お前と結婚したいわ。そんな声が聞こえた。


ただまた不安がよぎる。ワイの場合だ。

未来の旦那より
{新婦に求めること:毎日機嫌良く、掃除炊事洗濯は忘れなく、最低週3日で。仕事を優先してプライベートをおろそかにすることなく、土日は最低4時間程度の家族時間を作る}と言われた(妄想)

定量的かつ定性的な内容。OK、求めること・目標としては素晴らしい、、、、じゃない。
求めるな。全てを受け入れろ。
そんな突っ込みをもう一人のワイがやってた。(頼むから、結婚式に集中してくれ)

挨拶って誰がすんのよ

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イラストや珍しい。結婚式で酔った上司とか出てこなかった。流石にイラスト屋に求め過ぎたわ。ごめん。
司会の人がまたなんか話し始めた
「ここで主賓祝辞に移ります。
新婦職場の部長様でいらっしゃいます●●様~~」

え~~~~~~~~~~~~っここで上司が必要なのΣ(゚口゚;)//!?
いや、ってか本当に無理ゲー。そもそもワイには上司がいたことがあるっちゃあるけど例のあの上司この上司しかしかいない。
両名とも、絶対に召喚してはあかん(4回目)

そしてワイは現在フリーランスなので、上司がいない。
えっこんなところで詰む!?上司がいないと挨拶がなくなる!?
これは誰か買収?サクラってやつか?確かにそんなサービスあったよな?あれなかったっけ?
ここでピンチに強いワイの頭の中にはストーリーが出来上がった。

①新卒から食品メーカーの営業(嘘)を行ったという経歴を用意
②上司(役者)を用意
③ワイのことをしゃべってもらう。(完璧)

職場上司の人「~~~えー、●●さんは職場でも大変明るく、優しく、新人とは思えない落ち着きで~、スタッフからも●●さんの印象を預かってきました。
かわいい・女の子らしい・若いのに頼りになる・はきはきと挨拶をしてくれて場が明るくなる・笑顔が素敵・場が和む」

はい、無理\(^o^)/

ワイの最近のクライアントからの印象はこんな感じだ。

・顔が怖いのでweb会議では画面オフにしてください
・うちのメンバーが委縮するので、ゆっくりしゃべってください
・何考えてるか分からん、もっと発言して
・レスが速すぎて怖い。見張られてるみたい
・土日は仕事しないで。ランプが怖い。
・タイピングがうるさい←これ絶対関係ない
そう、控えめに言っても全てご意見・クレーム

どう考えても何か計らいをしないと良い意見が集められん。

そして戦略は練り直された。
①新卒から食品メーカーの営業(嘘)を行ったという経歴を用意
②上司(役者)を用意
③望ましい職場アンケートを作る(自作)
ちゃんと演技してそれっぽくしゃべってもらう(完)

捏造しか勝たん\(^o^)/(世の中カネなのか。。)


ってか、そもそもそんなに友達呼べないんだけど

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本当にイラストやのシュールなやつがない。
結婚式はやはりイラストやがふざけられないならフォーマルなものだと言えるわ。

この結婚式、100人は余裕で超えるんじゃないかと思うくらいには人数が多かった。

ワイはお察しの通り、友達が少ない。少数精鋭とはよく言ったもので本当に広く浅くといった関係が築けない。故にグループで仲良いという状態が見事にない。
中高一貫校のワイ、そもそも中学高校で1つのグループには属すことができず、見兼ねた友達が日付をずらして2つのグループそれぞれで卒業旅行に行く、そんな変わったやつなのだ。

その後はもっと社会不適合を極めており、大学では特に仲良しグループというものもなく、サシで飲みに行くそれぞれのグループの友達がいた。

この世では似たもの同士が集まるはずなので、多分類似している人がいないという結論に至る。少なくともここまでの人生では。

だから結婚式場で同じテーブルに4人とか座らせたくても、共通点がない。

あってもギリ同じ学校くらい。クラスが違ったら初めまして見たいなもんだし、それはそれは気まずい空間であることは想像に難くない。
※流石にテーブルの真ん中に【⚫︎⚫︎中学の同級生】とか旗立てるわけにはいかないよね

親族・職場の人・中学高校の同級生・大学の友達・社会人になってからの友達はみんな起業してたりフリーランスだったり、、、ととにかくまとまりがない。誰か・何か共通点を見つけなければならん。

さらに二次会なんて、結婚式に来てくれた人と同じ類の関係値が薄い人なわけだから(高校のイツメンを結婚式に呼んで、二次会はクラスの人達に声かける的なあれでしょ?)難易度が高すぎる。

え、マジで無理。あかん(5回目)



でも結婚式に行ってとてもとても幸せな気持ちになったし、これが俗にいう幸せのおすそ分けってやつだったのだとも思う。

結婚式は祝う場所を提供するイベントだ


自己満イベントってずっと思っていたし、そう思っている節が全く今もないかと言われたら嘘になるけど、不思議と友達の幸せに”付き合わされた”という感覚はなかった。

正直どでかいスクリーンには映画のように2人の馴れ初めとか、ツーショットの写真とかムービーになっていたし、二人の写真とかで溢れてたポスターやらパンフレットやらで、結構苦手な類の空間だった。

でも付き合わされたと感じなかったのは、祝いたいと思う気持ちが先だったからなのだろう。

結婚の話を聞いて、友達の幸せを祈っていたところ、友達が結婚式というお祝いの場を用意してくれた。だからその結婚式を見て満たされた表情の友達を見てワイも幸せになったんだと思う。

これが幸せなんだよ祝えよ!!!って受け取り方になるのかはワイが祝いたいと思うかどうか、祝いたいと思ってなかったらその場所を提供してくれたとは思えない。

これは自己満足のイベントとかそう言う話じゃない。
そもそも祝いたいと心から思ってくれる人達に「祝う場所」を提供するイベントなのだ。

結婚式 呼ばれる 迷惑 
とか検索に出てきちゃうのはもう日本終わってる。
全員このイベントの意味を考え直した方が良いし、そんな関係値になっていることが問題だ。呼ばれた時に純粋に幸せを喜べない人間関係を築いていることに反省しろ!(ちょっとブーメラン)

会場に呼べる人が自分の無形資産

自分のことを大事に思ってくれて、
自分の幸せを喜んでくれる人。

そんな人たちを生涯で何人増やせるか。

いつ結婚するかも、結婚式を挙げるのかも、まだ何にも決まってないワイだけど、
ワイはそこに呼べる人を増やしたいと思う。

もしかしたらテーブル席のとなりのひとは知らない人かもしれない。
気まずいかもしれないけど、それで良い。

ワイが楽しそうですね、幸せそうですねってイジってくれるだけで多分会は成り立つ。そんな愛される人にワイはなるんだ。

だからこの文章を読んでくれてる皆さんの中から、
一人でも多くの方がワイの結婚式に来てくれますように。

いつワイさんは結婚してくれるんですかねぇ…?(当人が一番心配です。誰かもらってくれ…)

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