【TOP日記〈27〉】青汁ドキュメンタリーに本気で騙されるのが好き
無意識です。
今回も本編がやたら長いです。
というのも、
ロディの過去に関するイベントがあるのですが、
本来なかったエピソードを新規にねじ込んでいるため
多少の無理矢理感は否めません。
やたら語り口調になったり、
必死で周りがフォローしたり。
不自然なまでに長文になったのがむしろ面白かったので
あえてノーカットでお送りします。
ななめ読みに見て
「長いな」と笑っていただければ。
もちろんちゃんと読んでいただいても構いません。
それはそれでツッコミどころがありますので。
それでは、本編。
エクリプスの一族について武器商人から話を聞く。
洞窟にて忍者のやり取りを目の当たりにしつつ
雷の精霊ヴォルトとの契約に成功。
ユークリッドの町に戻ってきた一行を出迎えたのは
噂をすれば影。ロディでした。
「久しぶり」
「ロディ…!この時代に来てたんだね?」
「うん…クレスたちも来てたんだね」
「無事でよかった、心配したよ
でも、まさかここで会うとはね」
「それはこっちのセリフだよ
まだ旅を続けてるんでしょ」
「そんなことより“ドラグノフ”だよ
“ドラグノフ”があったの!」
「“ドラグノフ”が…!」
「ほら、ロディ、すぐに行くよ!」
「え?あ、ちょっと待って!」
アーチェが半ば強引にロディを連れてきたのは
件の武器商人が店を開く路地。
「あら?いらっしゃい、また来たのね」
「おじさん、“ドラグノフ”見せて!」
「“ドラグノフ”?ここにあるけど…」
「これが“ドラグノフ”…」
「まさか、この子、エクリプスの子?」
「そう」
「きゃああっ!!
どうしましょう♡スゴイわ!
まさか本物に会えるなんて!」
「な、なに?どうしたの?」
「あなた、エクリプスって一族なんでしょ?」
「エクリプス?それなに?」
「え…?」
「…何?あなた違うの?
“ドラグノフ”の剣を受け継ぐエクリプス一族の子でしょ?
あなた名前は?」
「ロンドリーネ=E=エッフェンベルグ」
「何よ、やっぱりちゃんと名前にEの文字が入ってるじゃない!」
「父親の名前にあったEをもらっただけなんだけど…?」
「Eは代々親から子へ引き継がれる名前なんだから、
それでいいのよ、ええ、もちろん」
「でも…その父さんは私の本当の父親じゃないんだ」
「そ、そうなの…?」
「…私は小さい時に森の中に捨てられたのを
父さんに拾われただけだから」
「がっかり…
エクリプスの一族じゃない人に
“ドラグノフ”を譲ることはできないわね」
「なによ~、ケチぃ~!」
「おだまらっしゃい!!」
「ロディさん…あの…」
「あっ、ミント、
私の境遇、気にかけてくれちゃってるの?」
「いえ…!そんなことは…!」
「全然、気にしなくていいからね
本当の父さんじゃなかったけど…
私をちゃんと愛してくれたから
たまに愛しすぎちゃってるなって思ったもん」
「ん?確か、すごく厳しかったって言ってなかったか?」
「厳しかったよ、でも、
それ以上に楽しかったし、優しかった
修行中に木のてっぺんから落ちて、大ケガしたことがあるんだ
ケガしたのは、気の緩みだ!とか言われちゃって
ケガしたのにひどいって大泣きだよ
そしたら、また叱られて
でも、父は私のそばで一晩つきっきりで看病してくれた
朝、目が覚めるといつの間にか父に強く手を握られてて、
涙目で大丈夫か、って聴くんだよ
普段は静かで表情を出さない父だったのにね
それも年とってたせいなのかなぁ」
「お年寄りだったの?」
「そ。一緒にいると孫と間違われちゃうくらいのね
私が話をすれば、だまって色々聞いてくれた
私は父さんの静かな笑顔が嬉しくて、夢中で話したんだ
その日見た夕焼けの色とか、雨の日が憂鬱な事とか、
それから大きな木の洞発見!とか」
「穏やかな生活を送られていたんですね…」
「うん、楽しかったよ
大変だったのは…
時々、刺客が父さんを襲ってくることかな
父さんはヤツらを一瞬で倒したよ
でも、倒した後の父さんはいつもよりもっと静かだった」
「それがエクリプスなのね!」
「だから、エクリプスって何なのさ!」
「だ・か・ら、よくわからないのよ、私にも!」
「ったく、もう…」
「なんなんだろうね、エクリプスって…
なんで父さんはそれを私に隠してたんだろ
……ふふっ
…今となっちゃどうにもわかんないよね、これ
私のことでごめんね、
わざわざ教えにきてくれてありがと」
「いや…平気、かい?」
「平気平気
んじゃ、私、行くね」
背を向け歩き出す彼女のモノローグがこちら。
(父さんは…自分のことを聞かれると
不機嫌そうに口を閉ざした
だから、私はひたすら、話し続けた
あの笑顔に私への愛情を感じたから
でも
あの笑顔は嘘だったのかな…
父さん…
こんなふうに父さんの愛情を疑うなんておかしいよね
父さんのこと大好きなのに
私、もっと父さんと話したかったよ)
「ロディ、全然大丈夫じゃないよ…寂しそう」
「クレスさん…」
よっぽどオーラが出てたんでしょうね。
かまってちゃんかな?
そんな後ろ姿をキムタクばりに引き留めるクレス。
「ロディ、一緒に行かないか?」
「…え?」
「ダオスのところへ行くんだろ?
だったらまた一緒に行こうよ」
「…私、寂しそう?」
「え?あ、いや…」
「あはは
ゴメンゴメン、気遣ってもらっちゃったね
…ご一緒させてもらうよ
行こう、ダオスのところへ」
かくしてロディが正式に仲間入りします。
もう突然離脱したりはしない…はず…。
ロディはちゃんと経験値が入ってるので
少しずつ成長してきていたチェスターは
ベンチの更に奥に引っ込んでしまいます。可哀そう。
とはいえ自分は弓使いが好きなので
なんとかして使ってあげたいところ。
レベル的に余裕があるようなら
ミントを抜くのがちょうどいいかもしれないですね。
さて、ようやく長い話から解放されましたので
本筋であるレアバードの入手に戻りましょう。
なんとかアカデミーで
スタンリーとハリソンが待っています。
「どうやらヴォルトを召喚できるようになったようですね」
「ええ、それじゃあ早速やってみます」
ヴォルトを召喚してみせるクラース。
「ヴォルト、お前の力を貸して欲しい
周りにある飛行機械にお前の力を注ぎこんで欲しいのだ」
「くぁwせdrftgyふじこlp」
「クラースさん、大丈夫なんですか?」
「お、おそらくな…
アーチェ、ホウキも一緒にやってしまおう」
「うん」
ヴォルトの力でホウキがどう強化されるのかは
さっぱりわかりません。
とりあえずレアバードと編隊飛行できる程度には
スピードアップします。なぜか。
「これで大丈夫だな
後は、これを使うだけだ」
「それは?」
「まあ、見ていたまえ」
ニタリとしたいやらしい笑み(想像)を浮かべると、
幅3mはあろうかというレアバード4機が
スタンリーが持っている小さなカプセルに
全て吸い込まれてしまいました。
「カプセルに、レアバードが吸い込まれた!?」
「そのカプセルは?」
「これは、ウイングパックという道具だ
これを使えば、レアバードを中に収めて
持ち運ぶことができる
持っていきたまえ」
「ありがとうございます」
「私は先にレアバードでアルヴァニスタに向かいます
一刻も早く、みなさんのことを
陛下に報告したいからね」
一緒に行ってくれてもいいのにさ。
せっかちなハリソンを追ってアルヴァニスタへ。
それにしてもレアバードがまあ便利。
フィールド上空をどこへでもひとっ飛び。
海も越え山を越え。しかも高速。
おまけに敵とのエンカウントもなし。
一度この便利さを味わってしまうと
ちょっとそこまでの移動でも
レアバードに頼ってしまいます。運動量が減る。
あっという間にアルヴァニスタに到着。
町に入ると兵士と会話イベント。
これも長いです。
「街の警備は万全だ!」
「頼もしいね~♪ご苦労さん!」
「大変だ、何者かが城の中に紛れ込んだ!」
別の兵士が駆け寄ってきました。前言撤回です。
「また、ノラ猫とか、どこかの宿なしか~」
「気を引き締めろ!
忘れたか、そういう緩みが
エクリプスの連中を侵入させてしまったのを」
「エクリプス…?」
「しかし、警備は万全だぞ!」
「万全に万全を期せ!」
「ね、そのエクリプスって何のこと?」
「ん?なんだ?私もよくは知らないが…
暗殺を稼業にしている組織だと聞いたな
一族だとも言ってた人がいたかな
15年前に先代の国王陛下がお命を落とされたのも
連中に狙われたかららしい
200年前にミッドガルズ国王が殺されたのも、
やっぱりそいつらのせいだって言われてる」
「まさか、ロディのお父さんが、その一族の人…」
「でもさ、ロディのお父さんって
『老いぼれヴィクトル』とか言われてなかったっけ?」
「それは表向きの顔で、
実は暗殺が目的で城にもくりこんでたってところか」
「ははっ…
もう私には何が真実か全然わかんないよ
でも…そっか…
父さんはミッドガルズの刺客に追われていたんだもんね…
ミッドガルズ国王の暗殺にかかわってるっていう話が
本当かもしれないよね
あっ、ミッドガルズで大きな仕事をしたってそのことかな
そう考えても、話がつながっちゃうよ
…本当にあの父さんが…そんなことを…」
「お話を聞いていると、お父様はロディさんを
とても大切になさっていたように思えます
本当のことを話さなかったのは、
お父様には何か考えがあってのことではないでしょうか」
「…父さんの考えって…もう、聞けないよね…」
「…ロディさん」
「大丈夫だよ、ちょっと驚いただけ
でも…いろいろ裏切られた気分かな
立派な人、英雄だと思っていたのに
正反対に暗殺者だったなんて…あの父さんが…
実の両親に捨てられて、育ての親にまで捨てられた感じ…
なんか寂しい…
…ううん、くやしい
私はなんなんだろうってさ」
「…ロディは本当にお父さんのこと、好きだったんだね」
「え?…そう、なのかな?」
「だから、ダオスと戦う時、
お父さんの剣を持っていこうと思ったんじゃないの?」
「あれは父さんの大切にしてたものがそばにあったら、
力強いなと思って…」
「ほら、やっぱりね
それにさ、嘘つかれてショックってことはさ、
好きだったってことなんだよ」
「そうですね…だから、その嘘だって…」
ミントはそこで一旦言葉を切って
チラリとクレスを見やり、再び口を開く。
「ロディさんのためを思ってのことだと思います
真実を知れば、ロディさんが悲しく思うから…
幼少のロディさんでは耐えられないかもしれないと
考えたのではないでしょうか…」
「たとえ、そうだとしても…
父さんから聞いた話とは全然違うんだ…」
「私にはお父様の気持ちがわかるような気がします
大切な、本当に大切な人だからこそ伝えなかった
いえ、伝えられなかったのではないでしょうか
きっと…お父様はロディさんを
とても大切に思っていたと思います」
ふたたびクレスに視線を向けると
うつむいて押し黙ってしまうミント。
「どうしたの、ミント赤くなって~
クレス、ミントに何したの?」
「え?ぼ、僕は何も…」
「…大切に、か…そうなのかな…」
(私は本当のこと知らなくてよかったの?父さん…)
この間ずーっと突っ立ってる兵士。
結局城に侵入したのは誰だったんでしょうね。
__________
今回はここまで。
どうです。本当に長かったでしょう。
しかも長いロディイベントが2回も。
「そんな全部口に出して語る???」
「めちゃくちゃ不機嫌さ表に出すやん???」
「フォロー丁寧すぎん???」
ずっと苦笑いしながら書き起こしてました。
現在放映されている某建設会社のCMで、
『同窓会欠席します』という返事だけで
15秒たっぷり自分語りする、というものがあります。
あれも観る度に
うん、いや、いやいや、わかったって
聞いてない。そこまで聞いてないから
来れないのね?欠席でしょ?だよね?
わかったってばもううるさいうるさい
浸ってる?自分に酔ってる?ドヤ顔?
うるさ~~~~~~~~~~~~~い
と思っています。
脱線しました。
次回からはようやく未来での戦いに
話が進みます。
ダオスを追い詰める手立てはあるのでしょうか。
スムーズな展開を願います。
それでは。
テレビ見ながらの独り言がなまら多い
無意識でした。