自分と向き合うには
包括センターの方に、父は私の事も相談してくれたので、いよいよ私の社会復帰というものが見えてきたのだと思った。
父に「まずは免許をとって~」と話されたので身構えてしまった。
この田舎では何をするにしたって運転免許は必要なのだが、正直私は運転免許習得ができると思っていなかった。
大変なビビりな上に、大縄跳びとか苦手なタイプ。運動神経も悪ければもう長いことまともに脳みそを動かしていない。
免許とらないほうが良いタイプだとすら思っていた。
それが免許。
いや、取ったほうがいいし、ないとどうにもならないというのは分かって居るのだが。
正直怖かった。
この時の父の話しぶりから、包括センターの方でそう言われたのだろうと思った。そうでない事は後に分かる(明日の記事に書く)
運転免許。
あればできる事は増えるし、交通手段がないからとできなかった事にも挑戦できる。が、免許習得までが怖い。できるかも不安。
しかしこれを乗り越えないと…と何度もあたまの中をグルグル回っていた。
たしか近くの自動車学校は送迎をやっているはずなので、通うならそれを利用する事になるだろう。
しかし社会に出たことがない、怒られなれてない、というか自分の頭が今どれくらい回るのかもよく分かっていない。
不安に思うべきなのかも分からない。
それでも免許習得には少しは前向きだった。
まずクリアしないとどうにもならないし…
お金だけ親に払わせて「適性ないですね」と言われてしまう事だけが怖かった。
自分は思っている以上に何もできないという事は、ここ数年で分かってきた事で、胸を張って得意だと言える事もなにもない。
何ができて何ができなくて、何が嫌で何が好きなのかもよくわからない。
好きな事はあるが、それを上手にできない自分は嫌だというややこしさもある。
自分に対して過剰な期待を持っているのか、できない事を恐れがちだ。これは職歴なしあるあるのような気もする。できなかったらどうしよう、というような。
幸いな事に時間はあるので、免許習得のための時間がないということはない。雪深い地域なので、雪が降る前に免許取っておいてある程度なれてから雪道の恐怖を経験したいというのもある。
でも上手くやれるんだろうか。
教官的にはどうなんだろう。ひきこもりの対応。
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