僕の弟。
お疲れ様です、無意です。
今回は、「無意の弟ってどんな子?」っていうことを書きます。
固定記事かなんかにしようと思ってます。
ここからは僕の過去話です。
初投稿の自己紹介記事にも書いたと思うんですけど、僕の弟は障がい者です。
5000人に一人の確率で生まれる病気を患っています。
生まれた時から、その病気を患っていました。
僕と弟は5歳差なんですけど、
僕が小学6年生の時に弟が1年生でした。
その1年間は、僕の友達一人と、僕と、弟で登校していました。
その友達は僕の弟が障がい者であることを知っていました。
その上で、僕の弟と仲良くしてくれていました。
ありがたかったです。
でも、ある日突然言われました。
「無意の弟、何言ってるかわからない」と。
笑いながら言われました。
確かに弟は喋ることが苦手で、
家族でさえ、何を言っているのか聞き取りにくいことも時々ありました。
しかし、デイサービスにも通って
一生懸命、上手に喋ろうと努力していました。
知恵がみんなより遅れているので、勉強についていけていませんでした。
なので、僕が時間のある時に弟の勉強を見てあげていました。
すると、弟は「お兄ちゃんの教えるの、いっぱいわかるよ」と
言葉に詰まりながらも、一生懸命僕に伝えてくれました。
きっと、「お兄ちゃんに教えてもらったら、勉強がわかるようになったよ」
と伝えてくれたんだと思います。
そんな弟を、僕は可愛いなーと思いながら思いっきり抱きついてやりました。
そんな今までの弟の努力が、一瞬にして砕け散ったような。
そんな感覚がしました。
僕はうまく言葉が出なくて、
「ははは」と渇いた笑い声しか発することができませんでした。
ただ弟に今の会話が聞こえていなかったかだけが心配で仕方ありませんでした。
その日、帰ると弟がソファに座って泣きながら喋る練習をしていました。
50音をちゃんと言えるように練習していたり
簡単な単語をひたすら言い続けたりしていました。
僕はその姿を見て、涙が止まりませんでした。
泣きながらひたすら「ごめんな」と謝っていました。
母親は僕が小学4年生の時に亡くなっているのでいません。
その家には僕と弟だけでした。
弟になんて言葉をかけてあげるのが正解かなんて当時の僕にはわからなくて。
ただ理由もなく泣きながら謝っていました。
僕が住んでいる市で、夏休みの作文コンクールみたいなのが‘あったんですよ。
「命のつながり」をテーマにしたコンクールでした。
僕の弟は1歳の時に心臓を手術していたので、その時のことについて書きました。
すると、なんと市長賞に選ばれました。
市で一番大きな賞です。
その授賞式には父親は仕事で行けなく、兄も部活で忙しくて来れなかったので
弟と僕の二人だけで行きました。
作文を授賞式に参加している人達の前で読みました。
最後の言葉は、弟だけに向けて読みました。
生まれてきてくれて、ありがとう
席にきちんと座っていた弟を見ながら、心を込めて読みました。
ふと弟を見ると、楽しそうに笑っていました。
難しい言葉が多かったので、きっと何を言っていたのかわからなかった。
障がいを持っていても、誰に馬鹿にされてもやっぱり僕は弟が大好きです。
弟が生きてくれているという事実が、たまらなく嬉しいのです。
弟は可哀想なんかじゃない。
弟のことを何も知らない人に可哀想なんて思われたくない。
そんな同情いらない。
同情されたくて作文を書いたわけじゃない。
ただ、弟に手紙が書きたかっただけだった。
僕の弟は、
優しくて
可愛くて
何事にも一生懸命で
頑張り屋さんで
鈴を転がすように笑います。
そんな弟が、僕は愛おしいんです。
なんかラブレターみたいになっちまったぜ( 汗 )
僕彼女にはデレデレのタイプかもしれない、、!!
新たな発見ですね( は )
では、また次の投稿でお会いしましょう
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