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詩・短歌

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自作の詩や短歌をまとめました。抒情・感傷がテーマになっている作品が多くあります。読んでいただけると嬉しいです。
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#詩

【詩】拒絶する

 子どもは大人を拒絶する  ああしろこれをするなと言うが  理由を教えてくれないから  若…

屑木夢平
3か月前
4

【詩】拳銃

雨上がりの住宅街 スーパーからの帰り道 おぼつかない足取り まだ濡れている傘の先端から 涙み…

屑木夢平
2か月前
3

【詩】朝日に逆らい

 大津通を北上するトラックが  クラクションを鳴らしながら軽自動車を追い越していく  その…

屑木夢平
2か月前
3

【詩】僕の無価値

何はともあれお金が必要だ 薬に混ぜてアルコールに溶かした傷病手当 やりがい搾取の人生に貯金…

屑木夢平
2か月前
7

【詩】埠頭、二十五時

四分休符無応答の埠頭 労働苦労疲労と不幸 孤独な咆哮を送ろう 対岸煌めく夜景の向こう 夜風…

屑木夢平
2か月前
8

【詩】忘れ物

 雨だというのに傘を忘れて  駅まで走る帰り道  額に貼りつく前髪が  なんだか惨めに見え…

屑木夢平
2か月前
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【詩】鬼がいる

 鏡の中に鬼がいる  人のふりした鬼がいる  外では優しい顔をして  心の中に怒りを養い  やがてそれが大きく育って  花開き  実を結び  熟れて落ちて一面が真っ赤に染まって  物に当たるようになり  人に当たるようになり  世界に当たるようになり  最後には自分自身に当たるようになって  もう何も傷つけるものがなくなったとき  鏡に映った鬼は  ずっと握りしめていた拳を開き  真っ赤に染まった顔を覆って泣いたのだ  心の中に鬼がいる  お前が鏡を覗くとき  そこに

【詩】二十六時の女子大小路

二十六時の女子大小路 賞与と傷病手当の浪費 鬱憤と鬱屈の飛沫 独りじゃ心晴れない始末 明日…

屑木夢平
2か月前
5

【詩】偽ロソフィー

 にわか雨が走り去った後の  公園の砂場にできた水溜まり  水面に映った僕の顔は必要以上に…

屑木夢平
2か月前
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