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詩・短歌

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自作の詩や短歌をまとめました。抒情・感傷がテーマになっている作品が多くあります。読んでいただけると嬉しいです。
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2024年12月の記事一覧

【詩】朝日に逆らい

 大津通を北上するトラックが  クラクションを鳴らしながら軽自動車を追い越していく  その…

屑木夢平
2か月前
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【短歌】死にたがり讃歌

人知れず夜空の裾を切り取って喪服仕立てる十三回忌 月を見て綺麗ではなく死にたいと言うあな…

屑木夢平
2か月前
5

【詩】僕の無価値

何はともあれお金が必要だ 薬に混ぜてアルコールに溶かした傷病手当 やりがい搾取の人生に貯金…

屑木夢平
2か月前
7

【詩】埠頭、二十五時

四分休符無応答の埠頭 労働苦労疲労と不幸 孤独な咆哮を送ろう 対岸煌めく夜景の向こう 夜風…

屑木夢平
2か月前
8

【詩】忘れ物

 雨だというのに傘を忘れて  駅まで走る帰り道  額に貼りつく前髪が  なんだか惨めに見え…

屑木夢平
2か月前
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【詩】鬼がいる

 鏡の中に鬼がいる  人のふりした鬼がいる  外では優しい顔をして  心の中に怒りを養い …

屑木夢平
2か月前
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【詩】グラフォフォビア

 文字が怖い 「a」を押せば「あ」と入力される単純さと  この喪失や鬱屈の代名詞が見つからない複雑さの間に  古本屋のにおいが染みついた恐怖が広がっている  僕が「僕」と書くのを見て  あんたの文字はぜんぜん読めないね  と眉をひそめたあの人の  苗字の書き順がわからない  深夜の通りを蛇行運転するレクサス  窓を全開にしてげらげらと笑う男女を  けたたましいサイレン音とともにパトカーが追いかける  ここはレクサスと外車だけの街  軽自動車と建売住宅はいますぐ去れ  と自治

【詩】二十六時の女子大小路

二十六時の女子大小路 賞与と傷病手当の浪費 鬱憤と鬱屈の飛沫 独りじゃ心晴れない始末 明日…

屑木夢平
2か月前
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【詩】偽ロソフィー

 にわか雨が走り去った後の  公園の砂場にできた水溜まり  水面に映った僕の顔は必要以上に…

屑木夢平
2か月前
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