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時間が経ってからわかること
どーもどーも、マグさんです。
今日も暑さが厳しいですな。
みんなホントどこに行くのか知らんけども
よう出かけますな。
お子様が夏休みだと大変よねホント。
さて、ここに文章を書くときは父の話題が多いのですが
最近の父はと言うとあまり言葉を発することが少なくなってきました。
好きな巨人が勝ったよと言うと「ホントぉ・・・へえ」とは言うものの
他は喋るのがかったるいのか意思表示は「うなずく」「首を振る」だけになってしまった。
面会時間が終わり、部屋を出るときに母が「お父さんまた明日来るね」と毎回言うのだが、調子がいいと「バイバイ」って言うけどほとんどうなずくだけ。
もう倒れてから1年と2か月、ゆっくりと弱ってきている。
先日、3日ほど実家に帰れたので母と父の持ち物を整理したのだが
駐車場の下の物置からファイルが出てきた。
それはページをめくるとどうやら日記のような記録のような「昭和何年何月こんなことがあった」みたいな大雑把な日記だった。
日記のような記録
パラパラとめくるとある年の2月1日のところに
〇〇(父の名)50歳、マグ13歳。
誕生日に関する記述はこの年だけだったから多分自分が50歳になったから書いたんだろうね。
その他にも昭和天皇崩御とか大統領にブッシュ氏就任とか歴史的な記載から
私が中学3年の年の2月には
私立横須賀学院受験 マグ
横須賀学院合格 マグ
県立富岡高校受験 マグ
富岡高校合格 マグ
制服購入 マグ
物品購入 マグ
家族旅行 初スキー 蔵王 マグ
なんてことも記されていた。
兄貴が受験の年にも同様だった。
当時のことを思い出してみると、特に高校合格にも喜んでいた様子もなく、確か母が「お父さんに直接報告しなさい」と高校の合格発表の時にわざわざ会社に電話して父に取り次いでもらった記憶があるけどその時も「あぁそう、よかったねおめでとう」とフツーのリアクションだった気がする。
この日記を見た時に母は「ホントお父さんは普段子供を可愛がらないクセにこういう事だけはやってる」って言ってた(笑)
不器用な父
高校1年生の時にあるアーティストのライブを見に山中湖まで行く、ということがあったのだが場所が場所なだけに帰りの時間が割と遅くなってしまった。
家に帰ると母だけでなくいつも早めに寝てしまう父も起きていて驚いた記憶がある。
母は楽しかったのかどうだったのかと、そんな話をして私はお小遣いを貯めてしこたま買ったグッズを披露したりしたのだが、父はきっと話もわからなかっただろうし眠かったのだろう、立ち上がって移動しようとしたときに、買ってきたグッズを少し踏んでしまった。
お年頃のマグさんはすかさず「ちょっと踏まないでよ!」って言った。
父は黙ってもう一度踏んで部屋を出て行った。
楽しかったライブも台無しな気持ちで終わった。
また父を嫌いになった(笑)
とまぁ、そんな出来事があったのだが、母に話すと「アレも夜遅くに山梨から帰ってくるアンタを心配して起きてたのよ」だって(笑)
当たり前だけど「昭和の父」だよね。
見えない愛情表現は伝わりませんよー(笑)
とだけ記して終わりたいと思います。
とっぴんぱらりのぷう。