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シルバーフェリーで苫小牧から八戸に行った話

2022/12/5のプロローグ八戸参戦のために、苫小牧から八戸まで弾丸フェリー旅をしてきました。
(当記事ではプロローグの話については触れません)
フェリー旅についてのメモです。

シルバーフェリーについて

シルバーフェリーは苫小牧と八戸を1日4往復するフェリーです。
【苫小牧発】
 シルバーブリーズ 苫小牧 05:00発/八戸 13:30着
 シルバーエイト 苫小牧 09:30発/八戸 18:00着
 シルバープリンセス 苫小牧 21:15発/八戸 翌日04:45着
 シルバーティアラ 苫小牧 23:59発/八戸 翌日07:30着
【八戸発】
 シルバープリンセス 八戸 08:45発/苫小牧 16:00着
 シルバーティアラ 八戸 13:00発/苫小牧 20:15着
 シルバーブリーズ 八戸 17:30発/苫小牧 翌日01:30着
 シルバーエイト 八戸 22:00発/苫小牧 翌日06:00着
航行時間は7~8時間ほどです。

私が乗船した便は
(行き)苫小牧12/4 23:59発のシルバーティアラ
(帰り)八戸12/5 22:00発のシルバーエイト
です。本当に弾丸ツアーです。
ちなみにフェリーには他にもプロローガーさん(プロローグに参戦した人)が何人か乗船していました。

メリット

寝ている間に移動できる
乗船して寝てしまえば起きたら到着しています。
宿の心配がない
イベントのため前泊・後泊のホテルや旅館の予約をとるのも倍率的、金額的に大変だったようです。
私は最初からフェリー泊一本でいきました。
イベントがあるからと高騰することもないのでお財布にやさしいです。
フェリーの予約埋まっていたらどうしようという心配はしましたが乗船した日はガラガラでした。
東京や札幌にもアクセスが簡単
便にもよるのですが、苫小牧21:15発→八戸4:45着のシルバープリンセスの場合、八戸駅行きのシャトルバスがあり、6時40分台のはやぶさ(東京9時20分台に到着)に間に合います。
苫小牧23:59発→八戸7:30着のシルバーティアラの場合、八戸駅はバスの乗り継ぎが必要ですが、港から盛岡行きの八盛号が出ています。
苫小牧着の場合、時間に合わせて苫小牧駅経由で札幌行きの高速バスが出ています。
冬場の欠航が少ない
雪で北海道新幹線や新千歳空港発着便に影響が出ても、フェリーは積雪の影響を受けにくいため、欠航になる可能性が低いです。

デメリット

船酔いする
私は酔い止めの薬も準備してで乗船して全く平気でしたが、人によっては最大のネックかもしれません。
早割がない
太平洋フェリー(苫小牧~仙台~名古屋)にはあるのですが、シルバーフェリーにはありません。ただ、逆に言えばギリギリの予約でも割増感はありません。
睡眠時間が足りない
目的地に着いたら強制的に起床ですが、夜更かしもしていないのに寝足りなかったです。帰りは朝家についてから昼まで二度寝してしまいました。
台風などで運休になった場合往復で運休になる
運休は遅れてやってきます。
替わりの船がないため定期点検期間中に運休になる
各船時期をずらして1隻ずつ点検になりますが(参考リンク)、ぎりぎりに予定を入れようとしたら点検運休だと悲しいので確認は大事です。

船内について

船内の温度について(冬季)
12月なので乗船前と下船後は寒かったですが、
船内では防寒が全く不要なくらい暖かかったです。
裏起毛のパジャマを持参しましたが(嵩張りますし)不要でした。
個室なら重ね着用の防寒肌着(長袖長ズボン下)だけで寝ても問題ないくらいです。

船内の自販機について。
シルバーフェリーにはレストランはなく、替わりにオートレストランとして冷凍食品の自販機とレンジと割り箸・紙コップなどの備品があります。
紙コップを家から持参したのですが使いませんでした。
食べ物は乗船前に食べて下船後に食べるのであれば船内ではおやつ程度で十分です。
飲み物の自販機は船内だから割高ということはなく、陸上の自販機やコンビニと変わらない価格だったので、念のためと多めに買って持ち込む必要はないです。ただ、船内でいろはすを買ったら奥羽山脈の天然水(八戸側)だったので、北海道限定の飲料が欲しい場合は苫小牧で乗船前/下船後に買う必要があります。

苫小牧港の売店には六花亭・ロイズ・白い恋人・じゃがポックルなどの定番のお土産やリボンナポリン・ガラナ飲料・いろはすハスカップ・サイコロキャラメル・焼きそば弁当など旅行者が北海道で買いたいものがそろっています。

部屋について
一番安い2等室は雑魚寝になります。プライバシーが気になりますが閑散期はグループごとに離して部屋割りしてくれます。個別のロッカーはあります。レディースルームもあります。昼行便であれば雑魚寝の場所だけ取ってラウンジスペースでくつろいだり外を眺めたりしているのもありだと思います。
2等寝台は2等室+2800円の2等寝台A(個室)と+1400円の2等寝台B(解放)があります。
私は行きのシルバーティアラはB寝台でしたが、鍵のかからない12人部屋(2段ベッド6台)に、私、同行者、1名利用×2の4人で、全員下段のベッドを割り当てられていました。私は荷物が多すぎて上段の分のロッカーも使ってしまいました。シルバーティアラにはビューシートという眺望に特化したブース席(価格はA寝台相当)もあるのですが、夜間は窓のブラインドを開けられないため断念。
帰りのシルバーエイトはB寝台の設定がないためA寝台にしましたが、シルバーエイトのA寝台は1人でも狭い部屋に2段ベッドなので2人で地図や雑誌を広げておしゃベりするのでもラウンジに行かないと窮屈です。他の船のA寝台は1人部屋です。
1等室・特等室だと窓のある部屋になりますが、窓はあっても海は見えない部屋もあります。

大浴場について
お風呂の時間は制限があります。いつでも入れるわけではありません。
しっかり入りたいなら乗船開始時間になったらすぐに乗船してすぐお風呂に行くのが一番です。
私は行きのフェリーは家でお風呂を済ませてから乗船、帰りのフェリーは下りて帰宅してからお風呂…と乗船中は入浴しませんでした。
割り切ればバスタオルなどの嵩張る荷物を減らせます。
広さは入浴していないためわかりません。

利用例

急な用事で東京(札幌)に行くことになった場合、
クレジット払いだと前日まで予約可能(例:金曜予約→土曜夜発→日曜朝着)
空席があれば当日飛込乗船も可能(例:金曜夜乗船→土曜朝着)
なので
チケットのキャンセル分が取れたとか
口取り権利(競馬で馬が優勝したら記念撮影に入れる)が当たったとか
翌日の飛行機が飛ばないことが確定したとか
急に飛行機押さえるよりはフェリー+新幹線/高速バスのほうが安く行けると思います。

夜行便の思い出(自分語りなので読み飛ばしてください)

過去にはJRに寝台急行はまなすがあり、
カーペット席で寝ながら青森まで向かい、新青森から新幹線に乗り継いで東京に行ったりもしていたのですが、2016年に北海道新幹線が開業したことによりはまなすも廃止で、前泊なしで始発新幹線に接続可能な移動手段を失い、
苫小牧から八戸までフェリーがあるということは知っていたのですが、
結局、早起きして(準備で夜更かしして半徹夜状態)で早朝の飛行機に乗っての遠征ばかりでした。

2022年11月に盛岡競馬場でJBC(地方競馬の祭典)が開催されることになり、私の推し馬もその大きいレースに出走することになったため、当日休みも前後仕事なので、北海道から盛岡に弾丸で行くにはどうしたらいいのか移動手段を探していて札幌盛岡なかよしきっぷの存在を知り、
「あれ、シルバーフェリーって結構いいんじゃね?」と初めて思いました。
結局帰りの競馬場からのシャトルバスが遅れると新幹線ワープでもフェリーに間に合わない可能性があったため盛岡遠征は断念したのですが…

そのタイミングで、横浜のチケットが大争奪戦になっていたプロローグが八戸でも開催されることが決定し八戸市内のホテルがプレミア価格になっているとのニュースが目に入り、
「あれ、これもしかしてシルバーフェリーなら宿取らなくてもいけるんじゃね?日曜夜に出て月曜観戦して火曜早朝帰宅なら有休追加しなくてもいけるんじゃね?」と、プロローグ八戸月曜1択で申し込んでまさかの当選。
すぐにフェリーも予約しました。
プロローグ八戸の感想についてはタグをつけている方のnoteを見ると詳細に書かれていると思います。

苫小牧にもアイスアリーナがあるので、有名スケーターのショーが開催されて逆に八戸からフェリーで苫小牧のアイスショーを見に来る流れも出てきてほしいです。

今後、東京遠征でも夜行フェリーを使ってみたいとは思いますが、
行きにフェリー+新幹線、帰りに飛行機の場合、車をどこに停めるのかということはちょっと悩みます。フェリーターミナルと空港のシャトルバスがあるともっと便利になるのではと思います。

ありがとうございました。

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