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出産レポ②初の無痛分娩での出産
出産レポ①からの続きになります。
17日 pm23:05 分娩台へ上がる
↓
18日 am1:00 子宮口4cm
↓
18日 am3:00 子宮口8cm
↓
18日 am3:30 硬膜外麻酔開始
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18日 am4:00 麻酔が効き始める
↓
18日 am5:52 次男誕生
17日 pm23:05 分娩台へ上がる
分娩台へ上がり、NSTのベルトを装着して
お腹の赤ちゃんの心音と陣痛の感覚を
測り始めました。
「もう10分間隔で陣痛きてますからね」
と言われたけど、
分娩台へ上がりひと息着くまでは
気づかないレベルの痛みでした。
さすが経産婦!!と自分に言ってあげたい。
今3センチだから麻酔を打ってもらえる5センチまでは1時間くらいかな〜
と思っていました。
18日 am1:00 子宮口4cm
分娩室に1人。
何かあればナースコールしてと言われている。
陣痛が5分間隔でくるようになり
すでに1時間以上が経過。
結構痛い…
定番のいきみ逃しをしないと
苦しくなってきたけど、
まだ腰を押してもらうほどでもない。
1人目の時は旦那さんが
必死で腰を押してくれたな〜
とか考える余裕もまだある。
でもさすがに5分間隔になると
合間に寝ることも難しくなってきた。
もう結構痛くなってきたし、
そろそろ5センチじゃない!?
と思って、ナースコールをしました。
助産師さんが来てくれて、
子宮口を見てくれた。
「4センチですね〜。
あともうちょっと頑張ろうか?
5センチまでは頑張って!
ちょっと陣痛が微弱かな…」
と言われて、かなり落胆…
「もういいやんか!
1センチくらい変わらんやろ!
はよ麻酔して!」
(心の声)
「はい、頑張ります」
と言うしかない…泣
18日 am3:00 子宮口8cm
そこからさらに1時間半ほど
5分間隔の陣痛に苦しめられる。
強さが増しているのか
時間が経って疲れてきただけなのか
わからなくなってきた。
我慢出来ずナースコール。
また助産師さんが来てくれて子宮口をチェック。
「うーん、もう少しなんだけどな〜!
ちょっと赤ちゃんのんびりだね…
もうちょい頑張って!」
と言われて、
「もう結構痛いんですけど!
まだ麻酔しちゃダメなんですか?」
と聞いた。
「まだ頑張れだと!?
無痛分娩の意味ある!?」(心の声。笑)
そして再び分娩室で1人にされた直後に
急激に凄まじい痛みが来た!!
体が消えるんじゃないかというくらいの
燃える様なあの覚えのある陣痛の痛み。
ぎゃーーっ!って叫ぶほど痛くて
(実際叫んでいる。)
再度すぐさまナースコール。
慌てて助産師さんが来てくれたけど
もう陣痛の波がくるたびに
叫ばずにはいられなくなり
助産師さんがそれに合わせて腰を押してくれる。
「もう産まれる!痛い痛いーっ!」
みたいなことを叫んだような…笑
子宮口5センチの苦しみ方ではないと、
助産師さんは察してくれたのか
「子宮口をもう一度確認しますね〜。
あれ!えっ、8センチになってる!!」
いきなり子宮口のやつめ、飛び級したらしい。
「だから早く麻酔してって言うたやろ!
麻酔する前に産まれたら意味ないやんか!」
(心の声)
1人目の時は徐々にしか子宮口が開かず
ゆっくりと痛みが増したからなのか
叫ぶようなことはなく
いきみ逃しをしながら上手に産んだんですが
経産婦の場合はいきなり陣痛が飛び級することを知りました…
聞いてないよ、それ。
そのボルテージがいきなりの上がるもんだから
痛い痛い。
絶叫。
人格崩壊ですね。笑
なんとか助産師さんに暴言だけは吐くまい。
と思いその理性だけは保てました。
でもかなり叫びました…
「麻酔科の先生呼んでくるから、
1分だけ1人で待ってて!」
もうここまで痛みがくると、誰かが腰を押してくれなければ心細くて辛いのです。
「1分!?30秒で戻れ!」(心の声)
18日 am3:30 硬膜外麻酔開始
陣痛の間隔は2〜3分。
もう汗だくで、感染予防で付けていたマスクも
息苦しくて腹が立って放り投げていました。
腕に点滴をされるも陣痛が痛すぎて
いつ刺したかもわからない。
「今、麻酔の準備してますからね〜!先生もうすぐ来るから頑張ってね〜!」
と言われながら陣痛と戦う。
私は
「いつ来るんですか!?先生いつ来るんですかー!!」
と、叫びながら助産師さんと繰り返し同じことを言い合いしてたと思う。
もう麻酔無しで産まれるわ、これ絶対。
お金返してもらお。
とか思っていた。
そして呼びに行ってから
約30分ほどで麻酔科の先生が登場。
救世主が現れたかと思うくらい輝いて見えたよ…
本当は手術室まで行って麻酔をするらしいけど
もう私が立って歩けるような状態ではないから
準備に時間がかかった様子。
麻酔の管を通すため、
まず背中を丸めさせられて腰辺りに
何箇所か注射を刺された。
これが痛いと聞いていたけど
それも陣痛が痛すぎるから全く痛みを感じない。
チクッ、チクッと触れたくらいの感覚。
「叫んで良いから今は絶対動かないでください!」
と先生と助産師さんに抑えつけられて管を挿入。
管の挿入がずれて脊髄が損傷したり、
麻酔が他に漏れたら大変なので…
陣痛の波の中、動くなってのがきつかったけど
後遺症が残る様なことは避けたいから
ぐっと堪えました。
18日 am4:00 麻酔が効き始める
まず若干弱めの麻酔、第一液を投入。
これが即効性があり5分くらいで
効き始めると事前説明で聞いていた。
でもまだまだ痛い。
「ゔーーーーっ」
と言いながら陣痛がきたらいきみを逃す。
助産師さんも腰を一生懸命押してくれる。
徐々に叫ばなくても息を吹きながら
痛みを逃せるレベルまでは麻酔が効いてくる。
そして第二液投入。
背筋に冷たい物がすーっと入る感覚がある。
「あっ、冷たい」
と言うと
麻酔科の先生が
「冷たいでしょ〜」
とか、やりとりが出来るくらいには、
麻酔が効いてきたらしい。
そして麻酔処置を始めて30分後には
あら?
っというくらい通常の自分になっていました。
痛くないのが嬉しくて笑えてきて、感動。
完全に我に返ったので
さっきまで暴れたことが申し訳なくなり
助産師さんに
「さっきはぎゃーぎゃー騒いですいませんでした。」
と言うと
「いいのよ〜!痛かったよね。
もっと早く麻酔打った方が良かったね。
ごめんね。」
と言われ
「ほんまにな。」(心の声)
いやいや、麻酔のタイミングって難しいんだろうな…笑
「まさかあんな急に8センチになるとは思わなくて」
とのこと。
たしかに…私もそれは思ったけどさ
まさか無痛分娩でここまでの痛みを味わうとは思ってなくてかなり焦りました。
18日 am5:00 子宮口全開
「子宮口10センチになって全開ですよ〜。
赤ちゃんの頭見えてきてますよ〜。」
「へぇ〜…」
という冷静なやりとり。
陣痛の波が来てる感覚はわかるものの
まさか全開になったとは思えないくらい
麻酔が効いていました。
助産師さんは高知の出身だけど、
お酒は弱くて飲めないとか、
休日にあそこに遊びに行きたいけどどう思う?
とか世間話さえできるレベル。
陣痛はしっかり強いけど
波が7分間隔になったらしい。
世間話をしながら、
助産師さんが陣痛の波数系を見て
「今いきんで〜」
と言われたらいきむ。
そしてまた世間話。
不思議な状況での
子宮口全開、最後のラストスパート!
18日 am5:52 次男誕生
麻酔科の先生と助産師さん2人体制でしたが
そろそろ産まれるからと、
産科の先生と
もう1一人助産師さんが来てくれました。
「どうですか〜?」
とか声をかけられながら、
「全然痛くないです〜」
と、場は和んでいる状態。
そして
「次の陣痛で出しますよ〜」
と言われ、合図でいきむ
「あー!もう少し!!もう少し!!」
と言われるがなかなか出ない…
すると産科の先生が
「じゃあ、出しやすいようにちょっと切りますね」
あー…会陰切開ね。しますか、やっぱり…
避けたかった…でもしょうがないよね…泣
と思いながら
「お願いします…」
麻酔が効いてるから全く痛くはないんですが、
あとを考えると辛いのです。
「次きますよー!!」
の合図でバーを思い切り掴みいきむ!
「出てきましたよー!」
赤ちゃんが出てきて羊水を吐き出し
それと同時に息をして泣いた瞬間を見ました。
こんなにゆっくりと人間の誕生を見れたことに感動!
1人目の時は子どもが出てきた喜びよりも
痛みからの解放が嬉しくて
笑いが込み上げてきて
脱力していました。
けど今回は、わ〜出てきたよ〜!すごいや〜
こんな子が入ってたのか。
産まれてくれてありがと〜!ありがと〜!
ってホロっと泣けました。
陣痛が来てから約6時間の安産でしたが
自分の中ではかなりドタバタ出産でした。
次回は出産レポ番外編へ…
mugu