MUG九州総会
2024.0522(水)にMUG九州の総会in博多を行いました。
その活動報告です。
ご参加いただきましたみなさま、ありがとうございました。
まずは河合さん(MUG福岡元会長・現名誉会長)のお話です。
MGで学んだことを実践する道具として、西順一郎先生が推奨するマイツール。40年前に生まれたこのソフトは、今でも多くのユーザーが意思決定の道具として活用しています。しかしながら、このマイツールが危機にさらされています。それはマイツールがフリーウェア化しサポートが終了したことにより、将来使えなくなるかもしれないというリスクです。
MGで言えば、いつリスクカードを引くかわからない状況なのです。何の前触れもなしに、その日は突然やってくるかもしれません。
次の世代に繋いでいくために、私たちにできることは?
マイツールの将来の利用が危ぶまれたことから、有志が立ち上がり株式会社MTを設立。
資金提供と協力を得て、MT_100の開発を行いました。その過程で、Windowsのアップデートに対応する難しさに直面し、現在はOSに依存しない「新MT」の開発を進めています。(新MTはMacでも動きます)
将来にわたり、MT(マイツール)を安心して使えるように。そういう想いで活動しています。
次にMUG九州会長・杉さんのお話です。
新会長からは、
・歴史を知ること
・歴史を残すこと
・歴史を繋ぐこと
をテーマにお話しいただきました。PIPS時代のお話から現在に至るまで、歴史を知ることの大切さを感じました。
対談「私とコンピューター」
河合さんと森さんに、マイツールの魅力についてお話しいただきました。
MT初心者に向けて、大切なことを話してくださいました。それは、マイツールを始めるときは、エクセルのような表から作らないということです。要するに、結果表を求めないこと。なぜかというと、それでは思考が止まってしまうからだそうです。
マイツールは表計算ソフトではなく、データベースソフトです。データをとりあえず入力しておけば、やりたいことに答えてくれるのです。
データが見えてくると意識が変わり、意識が変わると発想が変わります。発想が変わると夢が広がります。夢が広がるマイツール!
そして、MTに何を入れるのか、つまり未来に何を入れるのか、それが「意思決定」なのだと河合さんと森さんは話されました。深いお言葉です。
ということで、まだまだたくさんの貴重なお話を伺いましたが、長くなるので、何回かに分けて書いていきたいと思います。
新MT開発秘話
新MTの開発者である伊藤さんにお話を伺いました。
新MT開発の苦労話は涙なしでは聞けません。仕様書がない中、ゼロから作り上げていく大変さ。ヘルプを見ながらコマンドを打ち、裏側の仕組みをひとつずつ紐解いていく作業は、もう、聞いているだけで気が遠くなりそうでした。
次世代のために、開発を続けてくださり本当にありがとうございます。
MT事例発表
最後は事例発表会です。
MTを使ってどのように意思決定を行っているのかを共有する時間となりました。発表者の皆さんが、移動平均を使ったデータ分析や、意思決定の方法など、具体的な活用法を詳しく説明してくださいました。
事例発表はやっぱり盛り上がりますね。
この後の懇親会も大いに盛り上がりました。
MUG九州の今後
MUG九州では、MGで学んだことを実務に落とし込みたいけれど、どうしていいか分からない。データはあるけど、どう活用していいか分からない。
などなど、次のステップに進みたいけれど、どうしていいか分からない皆さんの困りごとを解決し、実践して成果を上げていく場として活動していく予定です。
初心者大歓迎です。事例発表会やOA大会、新MTの導入支援も行います。
今後も定期的に開催していく予定なので、みなさま、ぜひご参加ください。
以上、活動報告でした。
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