初恋は6の目のサイコロ
好きな曲に出会ったり、立ち返ったりしたときまるで初恋だなと思う。
喉が閉まって涙が出そうな、胸が痛くて苦しい感覚。叫びたいような、抱きしめたいような、他の何もいらない満ち足りた気持ちで重力も忘れる感覚。
ふと好きな曲を思い出したときは、その曲と見つめ合う。
そしたら私の足は自然のままに動く。
着くべき場所へ向かって行くんだから、私は自分の中で生きる"純粋な私"を旅させる。
どんなマスに止まってもいいんだよ、ちゃんとその目で見て感じてくるんだよと言う。
いつだって「行っておいで」と、少しだけ体に鞭打って背中を押している。
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