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31話 麦印犬品の価格設定②~競争志向型の価格設定で戦えますか?
ショップ開業に向けて価格を決める上で、まず私が検討したのが、前回書いた『コストプラス法』でしたが、
一番の悩みはこの価格で買う人がいるの?という疑問。
というのも、私の作るハーネスにはライバルがいます。
(勝手に私がライバルと呼んでいるだけで、実際には足元にも及ばない目標の表現が正しいですが、ここではあえて、私の熱い思いを込めてライバルと呼ばせて下さい)
それがオールレザーハーネスで人気のメガネ型を作られている、
カナダ発のBuddy Belts(バディーベルト)さんと、日本発のkazama(カザマ)さんです。
私も実際にBuddy Belts(バディーベルト)さんを2本使っているので、メガネ型ハーネスの強みも弱みもよくわかっています。
どのハーネスを選ぶか、値段も安くないので悩みどころですが、選択する要因の1つに「価格」があるのは間違いありません。
まして、ブランド名がついている商品に対し、素人に毛が生えた者が作るハーネスの方が価格が高いのもいかがなものか。。。
そこでレザーハーネスとレザーリードの販売価格をむぎちゃサイズ(1.5kg~2.5kg)で両者比較してみます。
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この価格を見ても、最近はカザマハーネスをつけているワンちゃんが増えてきていることがうなずけます。
競争志向型価格設定
競争志向型価格設定とは、その名の通り、競合他社の価格を基準値として使って自社製品の価格を意図的に低い価格にする価格設定の方法です。
この2社に、私が作ったハーネスが18,980円で売れるとは到底思えません。しかし、カザマハーネスさんの8,690円より安くするとなると、利益どころか確実に原価割れする。
ここで私が勉強したのが「ゴルディロックスの原理・効果」です。
これは、日本では松竹梅の法則とも言われるもので、選択肢が3つ並ぶと、真ん中のランクのものを選択しようとする心理・傾向のことです。
つまり、BBさんとカザマさんの間に位置する価格に設定すれば、私のハーネスを選んでくれるのではないか。という仮説を立てて価格を設定する作戦ですが、果たしてうまくいくのやら。
その話はまた次回‼