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35話 布と革のコラボレーション~ハイブリッドハーネス誕生秘話②
私がオールレザーのフリーハーネスを作る工程で、最も苦手で手間がかかる部分。それが、1㎝幅のリードです。
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このリードは途中で繋ぐわけにはいかないので、仕入する革も80㎝以上の長さがある部分を必要幅カットして購入しています。
さらに持ちかえった後、約80㎝の長さの革を1㎝幅にカットして、
その革の裏にボンドを塗って2枚貼り合わせ、
さらにその中央部を菱目打ちと呼ばれるフォークのようなもので穴をあけ
革専用の糸(3.0m弱)を使って手縫いで縫い付けています。
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はじめから仕入先でカットしてある1㎝幅の厚い革を仕入れて、そのまま使う方がよほど早くて楽ですが(以前はそうしていた)、それでは色が黒、茶、キャメルに限られます。
私のレザーハーネスはオシャレも大切にしているので、色選びも大事。
手間はかかりますがそこは譲れません。
とは言え、この作業工程が一番手間が掛かるので、ミシンの導入をいつも考えている部分でもあります。
これをハンドメイドする人がいるんだ!
さて、まめまめ工房で販売されているリードを見ると、約1㎝のPPテープに布を縫い付けてあり、強度も張りも申し分ない仕上がりのモノ。
このリードを使って自分のレザーを組み合わせれば、作業効率は大幅に上がるし、価格も落とせて、もっとフリーハーネスの良さがみんなに知れ渡る。
レザーと布の良さをそれぞれ組み合わせた、新しいハーネスができそうな予感がしたので、まめさんにその話を持ち掛けて、販売されていたリードと首輪を購入。
具体的な進め方はこれからまた打合せすることで、その日は帰りました。
持ち帰って試作
リードのナチュラルな感じと相性の良さげなライトグリーンのレザーを使ってハーネスとハンドルを作り、まめさんの布リードと合体しました。
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胸当ての花飾りは、まめさんの布リードに付いていたものを移植。
実際に作ってむぎちゃのお散歩に使ってみると、改めて布でできたリードの軽さ、操作性に大満足
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この品質があれば、もしかしたら大ヒットするかもしれない。
さらにリード部分だけでなく、調整部もまめさんが同じ布で作れたら格段に作業効率が上がって量産できるはず。
私はこの時、フリーハーネスがもっと世間に知れ渡る確信を得ました。
早速、まめさんに好感触である連絡を入れて、次の打合せの日程を調整。
次はいよいよコラボブランドの誕生です!
続きはまた後日!