読書日記「47都道府県女ひとりで行ってみよう」

益田ミリさんが33歳から37歳まで、毎月かかさず出かけて行った47都道府県ひとり旅が記録されたもの。
観光名所で三脚を使って写真を撮る人を見て「趣味があって楽しそうだ  私には趣味がないがわたしは老後何をするんだろう?」と考えたり、健康ランドの大広間でおじさんやおばさんたちが音程が外れることなどお構いなしに楽しそうに熱唱している姿をみて「私、もっと気楽にやっていけばいいんじゃない?」と思ってふわっと心が軽くなったり。
旅のおかげで出会った人や抱いた思いがあり、自分もちょっぴり変化して‥   そういうのが旅の醍醐味だなあと思う。

旅行するからにはその土地ならではで有名な物を堪能しなくては!などという観念にとらわれず、自分が興味をもったところへ訪れ、食べたいものを食べたいだけ食べるしなやかさはミリさんの魅力のひとつだなあと思う。ミリさんはだいたいいつも無理してなくて、その柔らかさに当てられると安心する。
わたしも気張らず気取らず、ゆるい心持ちで旅をしたくなりました。

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