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厄年と天中殺が同時にやってきた(天中殺編)完

数日もすれば痛みも引くだろう、腫れは若干残ってもそれも時間が解決するだろう。昔は商売道具の指も今は、商売なんてしていないから、平穏な日常を過ごせればそれでいい。。。。

私の平穏な日常ってなに?それは、小指をとにかく物にぶつけないことが、平穏な日常だったのだ。たとえぶつけても気絶するくらいの痛さや、その場で2メートルくらい飛び上がりそうになる痛さを感じなければよかった。同じ右手には大火傷をして痛々しい包帯姿だし、指を酷使することばかりか、水仕事だってやっとの思いでしている。それなのに、なぜだか、小指が物にぶつかる。なんでこんなにぶつかるんだろうと思うほどに。その度にその場にうずくまり、痛みを堪える。やっと、この時自分の指がただ事ではないと気が付いたのだった。やっぱりと病院に行こうと思い、インフルエンザの注射しか行ったことのない整形外科に行ってレントゲンを撮ってもらった。

映った自分の骨は。。。。。

「こことここ、折れてますね~」小指根本に二本ある小さな筋を先生は見つけ、私の小指は骨折と診断された。

先生はちゃちゃっと小指に添え木をあてテーピングをして、薬指と小指を包帯で拘束し処置をしてくれた。添え木が取れるまで全治3週間。

右手は大火傷に骨折という二重の災難に見舞われたわけだ。

しかし、添え木をしているだけで、うっかりとぶつけてしまってもあの激痛はない。おかげですっかり痛みというストレスから解放された。

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その後は順調に回復をし、10日後にはぐるぐる巻きだった指は小指だけの添え木になり、今は、その添え木は外出時のみ着用になった。連休明けにもう一度受診をして完治となるはず。そう願いたい。

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厄年と天中殺を同時に賜ってしまったが、その間私は一度もウーバーイーツ様のお世話にならなかったことが悔やまれる。

手っ取り早く頼もうにも、冷蔵庫にはたっぷりと食材はあるし、頼みたい時間帯には近くに配達員がいない時も多々あった。結局は自分で作るしかないのだ。こういう時は、何かしら料理が好きだという旦那がいると便利なのだが、生憎と持ち合わせていないのが不幸だった。料理が好きだという気持ち、いや好きになろうとする努力を耳垢ほども持ち合わせていない旦那は、ホント不便極まりなかった。自分が腹を空かせれば仕方なく、自分だけカップ麺を食べ、私が作った夕食を食べる時は、「いただきます」も言わずに食べて「ごちそうさま」も言わずに食器を台所に下げて、自分の食器だけを洗うとい作業をしていた。

食器洗うだけすごいじゃん!というなかれ。食器を洗うのも何もしない旦那にブチ切れた私が文句をいったから、やっとのことで「ハイハイ洗えばいいのね~」くらいの調子で洗っているのだ。あと何年くらいこいつと一緒に暮らさなければならないんだろうと思うと、心が非常に暗くなる。


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