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愛されて育った結果、愛される人間たち①

なにがそんなに苦しかったんだろう。今を苦しがっている人間、たくさんいる。まわりにもたくさんいる。

家で散々な目にあっているひとがいれば、仕事で苦しんでいるひと、昔より今が厳しいと「環境は恵まれていたんだけど」「家族はよかったんだけど」とつぶやく声も聞こえる。

みんな、ここまでよく生きてきたね。
がんばったね。

わたし、早く健全な大人になりたい。ひとを傷つけたくない。機嫌よく笑って、ひとの話はよく聞いて、夢や目標に向けて真剣になって、愛情を還元する。自立して、楽しい瞬間がより多いと良い。

だから消化したい。知識で思考を矯正することはできるけど、愛情が不足して縮んだ脳は元に戻らない。なにも埋まらない。ずっと消化できずに変わらずにいる。

嫌な自分の話をする。面識のある人間がどう言ったとしても、わたしのことはわたしがいちばん知っているので

実家で暮らしていたのは、大学一年生までだった。家を出るなと言われていたので、成人するまで我慢するつもりだったけれど、精神が限界で毎日おかしかった。精神性は幼少期からまったく変わらないけど、毎日帰る家に会いたくない人間がいるのといないのとでは大きく変わる。きっかけは他にもあったんだけど、かなり強引に、衝動のように見えて計画的に、わりとうまいことやって家を出た。

どう考えても家庭が機能していなかった。

血縁関係の人間にも、がんばったね、なんだかんだ私は生きているし、いろいろ大変だったよねなどと思っている。私の命のためにがんばってくれた瞬間が少しはあったはずだから。とはいえ、殺してやると意気込んでいた時期があるほど、つらかったのも事実で。

憎かった。ふざけんな、考えなしに産み落としやがってとおもってた。苦しかった、寂しかった、痛かった、嫌だった、

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