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和食展に行ってきた
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東北歴史博物館で開催されている「和食展」に行ってきました。その感想です。
食べ物に興味がある人には楽しめる展示だったと思います!
知ってることが多いかも?と思って行きましたが、無知な私はそんなことは全くなく非常に楽しめました。
食に詳しい方も、展示の分野が広いため楽しめると思いますし、こういう説明がわかりやすいのかと勉強になるかもしれません。
東北歴史博物館(宮城県多賀城市)での展示が終わっても別の地域で開催されるそうなので、お近くの方は是非!楽しかったですよ。お子様も楽しめると思います。
以下、感想と写真です。館内の写真可能なエリアで撮っています。ご安心ください。(万が一撮ってはいけないものが写っているときは教えてくださると助かります)
展示について
希少なものはありませんでしたが、レプリカが多く、説明文をあまり読まなくても楽しめるように作られていると思いました。
小学生でも目で見て楽しめると思います(もちろん大人の説明が必要)
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いつも食べている食品が違った形で見られるのは面白いです。
特に海藻は美しく、この標本を作る仕事に憧れました。楽しそう。(水分多いから難しそうでもある)
展示会の場所によって展示の違いは郷土食など1部のみで基本は同じだと思います。
と、書こうと思っていましたが。
大きな声で話しながら見て回っていた関係者っぽい人達曰く、スポンサーのありなしで1部が開催される地域で展示が違いそうです。
都会の方が多いとのこと。本社などが近くではないと難しいようですね。
もちろん噂の展示は東北にはありませんでした。(とある食品の香りの違いが東京では楽しめたみたいです)
まあその分、地方は人が少なく落ち着いて見られるので、あまり悲観することもないかなと思います。
と、自慢げに話しながら数人で歩いてる方がいました。(知らんでいい話)
以前、国立科学博物館の哺乳類展に行ったことがあり、今回の展示が似ていると思いました。
レプリカの充実さは国立科学博物館の得意技なのかもしれませんね。今回も国立科学博物館が協力しています。
私が面白いと思った展示
水
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日本は軟水だから出汁や日本酒が~みたいな話は山ほど聞いたことがありましたが、なぜ日本が軟水なのかを知らなかったため、入口付近から新しい知識に出会えて感動でした。
地質~!なるほどー!
山の湧き水が美味しいと言われていたり、井戸水が美味しいとあまり聞いたことがないという点も納得しました。
実家の水道水が美味しいのも山に囲まれているからかも、なんて思っていました。
展示は食材→料理の構成になっており、そこも面白かったです。
ナマコ
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約1300年前の貴族の献立です。
結構良いもの食べてますよね。
個人的に気になったのは、食べたことのない「蓮の実ごはん」と、お馴染みの「ナマコ」です。
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よくナマコを最初に食べた人すごい!と言いますが、ナマコって1300年前から食べられてるじゃん!って思っただけです。
タコとかも食べられているし、人が「食べ物」と認識する基準ってわからないですよね。
基本食べてみて美味しいものだけ残っているのでしょうか。それとも加工や保存のしやすさ…?
式庖丁(しきぼうちょう)
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手を直接触れることなく魚を捌いている儀式の動画があり、見たことも聞いたこともなかったので驚きました。
手際よく捌いてはいるのですが、完成形が食べ物で遊んだ結果にしか見えません。
人が穢れなのは理解できますが、まさかお供え物?神様へ捧げるもの?に触れてはいけない文化があるとは思いもしませんでした。
おわり
他にも沢山展示があり非常に楽しめました。
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パラパラ見た文庫本も面白そうだったので読むのが楽しみです。
箸の文化が浸透し始めたのは結構後(8世紀)の話が気になっていたので、そのへんも詳しく読めそうでした(食卓の文化誌)
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魚柄さんは前に国民食の履歴書を読んでいたので買ってみました。家庭料理の歴史が思っていた以上に面白くて。こちらも楽しみです。
楽しみすぎて疲れたため博物館のレストランでコーヒーを飲んで帰りました。
本格的?なフォーがメニューにあり気になります。次はお昼を食べに行きたいです。
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正直、日替わりケーキは、これでドリンク合わせて800円!?と震えましたが、まあ今のご時世ではこれくらいなのでしょうか。
最近カフェで飲食していなくて相場がわかりません。
ケーキが高いからなのか博物館だからなのか……。
でも人も少なく静かで、景色も良い場所なのは最高でした。
食事の値段設定は高く感じなかったので次こそフォーを食べたいです。おやつ感覚でフォー食べれば良かったと少し後悔しています。
以上、和食展が楽しかった話でした。
私個人は「和食」については、もう日本列島に住む人々の食の変化とともに「和食」が変化していくのが面白いと思っています。
伝統的な野菜の品種とか技法も、廃れても仕方がない、それよりも今の暮らしに合う食事こそに価値があるという考えです。
例えば日本は冷害に苦しめられている期間が長いですが、今は猛暑や気温上昇が課題です。
気温上昇に伴って食べ物が変わることは必然だと思うのです。無理をすると、そこでまた環境負荷が生じるでしょうし。
寿司が国境をこえていくように、和食も時を超えて進化していくことでしょう。
私がおばあちゃんになったとき、どんな和食が食べられているのでしょうか。楽しみです。
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