【CS優勝記念】気炎ティアラメンツ【イシズ抜き】
お久しぶりです。麦ちょこです。(@mugichoco_mgmg)
10月2日に開催されましたサイヤCS2人チーム戦において優勝することができましたので記念にnoteを残しておこうと思います。
使用したのは気炎ティアラメンツです。いろいろ考えた結果イシズギミックは噛み合いが悪く最終的に全抜きという結果になりました。
爆発力という点においてはイシズ型に劣る部分もありますが、ミラーでのストレスの無さやビーステッドに対しての耐性は上だと思います。
爆発力に関しても代わりに強力な汎用札を採用することで補い、どの対面に対してもそれなりに有利に戦えるようにしました。
以下で採用カードについて解説していきます。
デッキレシピ
こちらが使用したレシピになります。特徴は烙印の気炎の採用とイシズギミックの不採用です。
気炎展開はビーステッドやさくらを重く食らわずに展開ができるため現環境において覚えておいて損は無いと思います。
各カードの採用理由を下記に書いていきます。
ほとんどのカード名は略称で書いていきます。ご了承ください。
ティアラメンツモンスター
メインモンスターはすべて最大枚数採用です。手札に確実に引き込みたいのと、デッキから落とす際に落ちる確率を上げるためです。
水族ティアラメンツ+気炎から作ることのできる盤面が強力なので、気炎が引けたときにティアラメンツがいない状況は避けたいため、おろかな副葬も採用し、ティアラメンツモンスターへのアクセスのしやすさを高めています。
ティアラメンツ魔法罠
スクリーム2枚、サリーク2枚を採用しました。
この2枚は引いても強いし、落ちても強いです。
おろかな副葬でスクリームを落とすとサリークをサリークを落とすとティアラメンツモンスターをサーチできます。
素引きしたときにおろかな副葬で落とせなくなるので2枚ずつとしています。
烙印の気炎関連
この構築の肝である烙印の気炎が3枚、赫の聖女カルテシア1枚、黒衣竜アルビオン1枚です。
カルテシアは基本展開の中で使用します。黒衣竜はカルテシアを引いた場合の予備のサーチ先として入れています。引いても手札交換に利用できますので腐ることはありません。
気炎+水族ティアラメンツの確定盤面はルルカロス+スタペリア+ランク4エクシーズorレベル8シンクロになります。
キトカロスの5枚落としが途中で入るので上ブレれば、サリーク、キトカロス、ハゥフニスなどが追加されます。
基本展開は後述します。
気炎からの最大展開を行うことでミラーやサイドから入ってくるビーステッドに対して強く出られます。
また、ドラガイトを出すこともできるので罠魔法罠主体のデッキやサイドからのライトニングストーム、拮抗勝負あたりにも耐性があります。
手札誘発
増殖するG3、灰流うらら3、マグナムート1、ドルイドブルム1としました。
増殖するGはミラーはもちろん展開系全般に強く出られるので3枚です。レベル2なのもグッドです。エルフやスプリンドの素材になれます。
灰流うららは増殖するG対策と様々なデッキに対して腐ることが少ないため採用しています。
対ティアラメンツとして考えるとあまり強くはありませんが、墓地肥やしの一手を止めるだけで止まってしまうことも稀にあります。
マグナムート、ドルイドヴルムのビーステッド達はメインは各1枚の合計2枚にして、サイドにも入れることにしました。
基本はティアラメンツ対策用です。
マグナムートは次のターンの妨害、突破札としてドルイドヴルムをサーチするか、手札交換用に黒衣竜アルビオンをサーチできます。
ドルイドヴルムは突破札として優秀で、対ティアラメンツ以外にも使えるため、腐ることは少ないためメイン採用となっています。
汎用カード
クシャトリラフェンリル3、三戦の才3、おろかな副葬3、簡易融合1、テラフォーミング1となっています。
このあたりは自由枠です。強いカードを詰め込んでいます。もし圧倒的な盤面を作ってくるタイプの展開系などが流行った場合は捲り札よりも展開を止める誘発の方が優先度が高くなるかと思いますので、このあたりの枠で調整します。
今回は何もさせてくれない系の盤面はあまり想定せずにフェンリルや三戦の才を優先しています。この2種類は先攻でも強いため3枚の採用です。
おろかな副葬は安定感を高めるために採用しました。ペルレイノが減ったためにティアラメンツモンスターへアクセスする手段を増やしたかったです。
基本はサリークを落としてティアラメンツモンスターをサーチするために使います。罠がほしい場合はスクリームを落とすのにも使います。最強です。
簡易融合は制限カードのために1枚の採用です。実はカルテシアとの合わせ引きで気炎の最大展開と同じことができます。
簡易融合から入る場合はGを重く受けがちなので、初手に使うかどうかは手札によりけりです。確実に強く使える場面が少ないので、不採用もあり得ると思っています。
テラフォーミングはペルレイノへのアクセス手段として1枚採用しています。ペルレイノを引いてしまうと腐りますが、さすがにペルレイノのパワーが高いので採用しておきたいです。
エクストラ【融合】
キトカロス2、ルルカロス1、カレイドハート1、スタペリア1までが確定枠として考えていました。
今回は相手ターンにもギミックが回ったときに2枚目が欲しくなるスタペリアを2枚にしました。
また、ルルカロスが不要な対面の場合、主にはふわんだりぃずですが、ダブルスタペリアをできるようにしたいと思っていました。
ダブルスタペリアは気炎の基本展開を応用すれば一応到達することが可能です。
また、沼地のドロゴンを1枚採用しました。大会の間に一回も使いませんでした。リソース回復とランク4への向かいやすさを向上を狙いましたが、リソースは基本尽きる前に勝負が決まっていました。
また、そもそも闇属性の水族以外がビーステッド、黒衣竜しかいないため融合できる機会が少なかったです。
エクストラ【リンク】
エルフ1、スプリンド1、ダルク1を採用しました。
スプリンドは確実に1枚ほしいカードです。このカードを出せればメイルゥを落として融合に繋げられます。
そのため、レイノハートなどで下級を落として融合する場合にはメイルゥは取っておくと選択肢を残して展開できます。
私は基本的にハゥフニス、シェイレーン、メイルゥの順に使うようにしています。
これはデッキに残る枚数によるランダム落とし時の当たりの確率を高めるためとメイルゥはスプリンドで落とせるためです。
また、どの下級の効果を使ったか忘れがちなので自分なりのルールを決めておくと忘れにくくなります。
エルフは自由枠寄りです。今回はエルフでメイルゥを蘇生して、ギガンティックをエクシーズ召喚し、攻撃力3200で殴りに行くプランを採用したため、入れました。
リンク先に対象耐性を付与できたり、メイルゥを蘇生したりして、壁を増やしたりできますので、エルフがいると意外と盤面が固くなります。しかし、無くても問題なさそうでした。
ダルクは必須枠だと思っています。基本的自分の場に出るカードは闇属性が多いため出せない場面は少ないです。
相手の墓地から何でもいいので蘇生できれば、ダルクと蘇生先でスプリンドをリンク召喚できます。これで融合につなげることが可能です。
ダルクを用いたオシャレムーブとしては、三戦の才を持っている状態でマグナムートを食らったときのムーブがあります。
三戦の才でマグナムートのコントロールを奪取して何らかのモンスターとダルクをリンク召喚し、相手の墓地からマグナムートを蘇生すれば、こちらもマグナムートの効果を使えます。
その上でスプリンド展開に持ち込めばドルイドヴルムの妨害を確定しつつ、展開を続けられます。
エクストラ【エクシーズ】
アーゼウス1、ギガンティック1、深淵に潜むもの1、バグースカ1を採用しました。
ティアラメンツではよく採用されているリダン、ヴェルズビュートは不採用としました。
実はイシズギミックを不採用にした関係でランク4へ少し行きにくくなっています。そのため、ランク4の数は絞ってあります。
気炎の基本展開でランク4を出せるためミラー最強の深淵に潜むものは採用しています。
ペルレイノが減ったこともあり、このデッキは多数除去を行うことが苦手なため、アーゼウスは採用しておきたいです。
そして、そのアーゼウスに行きやすいように高打点アタッカーとしてギガンティックを採用しました。こちらはエルフのところでも書きましたが、エルフから3200で殴りに行くことが主目的です。
もちろんリクルートの効果を使っても良いため、メイルゥを並べて合計4000ライフを取りに行くこともできなくはないです。
エクストラ【シンクロ】
ドラガイト1体のみの採用です。
気炎の基本展開で使用します。それ以外で出ることはまず無いです。基本展開では墓地に水属性のレイノハートが確定するため効果を使えないことはありません。
サイド後のライトニングストーム、拮抗勝負、闇の護封剣などなんでも止められます。
サイドにニビルを入れているのでバウンスの効果もワンチャン使えることがあるかもしれません。
サイドデッキ
サイドに関してはその時々の周辺環境のはやりやメイン構築によって変わってくるのであまり正解は無いと思います。
このデッキですと一番きついのは深淵に潜む者を構えられることです。ゲームエンド級の被害を被ることがあります。
そのためできるだけ出されないようにしようと思いました。ニビルを採用したのはそのためです。
ニビルをケアしながら深淵に潜む者+さらに妨害を構えて来るようなデッキはさすがに限られます。
ミラー用にはビーステッド達とさくらです。1妨害だと超えられる可能性が高いので、複数種類引きこめるように種類はちらしてあります。
あとはLLやふわんだりぃず等の結界像なんかの置物への対策として、サンダーボルト、冥王結界波を採用してみました。
また、対罠デッキもさすがに捨てるわけには行かないので、パーピィの羽根帚、パンクラトプスを採用しました。
心もとないですが、ペルレイノ、フェンリルあたりでも除去出来ないことも無いのでなんとか枚数的には許容範囲だと思います。
実際、決勝はエルドリッチ戦でした。ハーピィの羽根帚が無いと厳しかったと思います。
展開ルート
特徴的な展開ルートは気炎が絡む一つしかありませんが紹介したいと思います。
知っている人も多いでしょうが気炎+水族のティアラメンツから、ルルカロス、スタペリア、ランク4エクシーズorレベル8シンクロ、+5枚墓地落としです。
さくら、ビーステッドを重く食らわない点がポイント高いです。Gも重くありません。
気炎+水族ティアラメンツ
気炎を発動します。手札のティアラメンツ下級を見せて、ルルカロスを落として、手札のティアラメンツも墓地へ送って、カルテシアをサーチします。
墓地に送ったティアラメンツの効果を発動し、ルルカロスとでキトカロスを融合召喚します。キトカロスの効果でレイノハートをサーチします。
カルテシアを通常召喚します。キトカロスの効果を自身を対象に発動します。これにチェーンしてカルテシアの融合効果を発動します。
チェーン2の処理で、キトカロスとレイノハートでルルカロスを融合召喚し、チェーン1の処理で墓地からレイノハートを特殊召喚します。
キトカロスの効果はモンスターを選んで特殊召喚して、対象のモンスターを墓地に送るので問題なく処理されます。
これでルルカロスがすぐに立つためニビルやビーステッドは無効にできます。
展開の続きとして、レイノハートの効果で使っていないティアラメンツ下級を墓地に落として、融合効果を使います。これでキトカロスと融合してスタペリアを出します。
最後にカルテシアとレイノハートでランク4エクシーズorレベル8シンクロです。基本は深淵に潜む者かドラガイトです。
深淵に潜む者はレイノハートを素材にしているため攻撃力が500上がります。ついでにルルカロスも水属性なので500上がって攻撃力3500になっており見た目とのギャップがすごいです。
ドラガイトにした場合には水属性のレイノハートが墓地にいるため問題なく無効効果を使うことができます。またカルテシアはエンドフェイズに手札に戻ってきます。
気炎展開の場合に最初のキトカロスの融合に対してGを打たれた場合は1ドローで止まることができます。キトカロスでサリークサーチしたり、融合下級をサーチしてカルテシアを召喚しておいて、相手ターンに融合をすることで複数の妨害を用意できます。
とくに三戦の才を引いていたときは内心Gを打ってこいと思っていました。
もしGを打つなら、カルテシアの融合効果に対して打つと相手は苦悶の表情を浮かべることでしょう。(やめて)
そこだと2ドロー1妨害で止まるか、何枚か引かせて妨害を作るか迷うことになります。ミラーの場合にはここまで来ると、もう1ドローさせてでも深淵に潜むものに向かうと思います。
ルルカロスと深淵に潜むものの盤面で沈むデッキであれば、最初のキトカロスにGを投げておくとつっぱって深淵に潜む者を出す選択を取ってくる相手は少ないでしょうから打つなら最初です。
自分のデッキと相談してください。個人的最近のトレンドはとりあえずスタンバイGです。三戦の才が怖すぎます。
おまけ
気炎展開ですが、カルテシアを素引きしていても合流することができます。召喚権を使わずにキトカロスを出せればOKです。
たとえば簡易融合やシェイレーン+融合下級です。これでキトカロスの横にカルテシアを召喚すれば展開ルートは基本展開に合流します。
カルテシア素引きも悪く無いです。手札に他のティアラメンツがいれば、先にカルテシアを召喚しておいて、キトカロスへの無限泡影をケアするようなことも可能です。
以上が気炎関連を用いた展開方法でした。
最後に
ここまでお読みいただいでありがとうございました。
初めてCSで優勝することができましたので、記念に書かせていただきました。
いわゆる環境トップのデッキを使っていたと言っても、いろいろ考えて作ったデッキで勝つことができると喜びも大きいです。
今回のキーカードの烙印の気炎は非常に面白いカードなのでもしよかったら採用してみてください。
よろしくおねがいします。
麦ちょこ。
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