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カイジ同時視聴のすすめ

福本先生の不朽の名作、カイジについて同時視聴を行うVtuberも多いので各作品の同時視聴について記載していこうと思う
作品一覧を記載し、その後おすすめ度をそれぞれ記載していく
※おすすめ度は1~5
原作は漫画になるが、同時視聴のためアニメと映画作品のみ記載します
※ひっさびさに映画の1,2を見直したのでその部分を追記しています。
 …なぜかファイナルゲームも見る予定があるので、非常に気が重いです。


作品リスト

〇アニメ
①逆境無頼カイジ:2007年
②逆境無頼カイジ破戒録篇:2007年
〇映画
③カイジ人生逆転ゲーム:2009年
④カイジ2~人生奪回ゲーム:2011年
⑤カイジファイナルゲーム:2020年

各作品のおすすめ度

①逆境無頼カイジ:2007年

オススメ度:5
原作に忠実、賭博黙示録カイジを忠実に映像化している
キャラクターの声優もハマっているため、見てても違和感がない
代表的なキャラクターも多数登場し、カイジの魅力を存分に感じられる
文句なしにオススメ

②逆境無頼カイジ破戒録篇:2007年

オススメ度:4
①の続編、原作では賭博破壊録カイジにあたる
こちらは後続の人気スピンオフにも登場するハンチョーが登場する
名言目白押しなので、これ聞いたことある!となれる作品だ
ただし、後半の沼編はパチンコ主体で話も長いため、そこが人を選ぶかもしれない
なお、漫画はこの後続編があるが、アニメはここまでで現状続編が出ていない

③カイジ人生逆転ゲーム:2009年

オススメ度:4
藤原竜也演じるカイジの演技が素晴らしい
こんだけ力入れて演技してくれたら、原作好きも納得する
ただ、一部キャラクターの性別が変更されていたり、映画にするために話を色々切ったりつなげたりしているので、原作通りではない
まあカイジって、原作だとまじで女性がほぼほぼ出てこないので、女性は誰か入れておきたかったんでしょうねぇ…
映画なので、しょうがない部分ではありますが、十分楽しめる作品
船井を演じる山本太郎、利根川を演じる香川照之、この二人の演技が個人的にはお気に入り

④カイジ2~人生奪回ゲーム:2011年

オススメ度:3
こちらは②に近いストーリーだが、映画のためやはり再編集されている
今回は1作目より再編集によって短くされ過ぎたシーンもあって、そこが非常にもったいない感はある
それでも勢いで見れる作品ではあるが、やっぱり沼編はパチンコ主体になってしまうので、人を選ぶ作品だと思う
だが、③を楽しめたのであれば、十分楽しめるはず
③で登場した名キャラクターが目白押しなので、そこだけでも見る価値はある
この作品でも、原作じゃいなかった女性キャラが追加されたりはするが、しょうがないところではある
ただ、1作目の影響で原作通りのストーリーができなくなっており、そのせいで話が結構大きく変わってしまっているところが減点ポイント
キャラクターの生い立ちも結構ねじ曲がってしまってるキャラもおり、その背景がまた原作要素のつぎはぎになってしまっていて、後付け感が否めなかった
あと、どうしても映画になると仕掛けの説明が不足しており、初見だと伝わらない要素が多いかもしれないと感じた
原作かアニメを見てるとわかると思うんだけどね
原作かアニメ見てないとわからないのだけれど、逆に見てしまっていると納得ができない部分が出てきてしまう
原作視聴済み、原作未視聴、どちらに向けても評価を下げてしまうポイントがあるため、オススメ度を下げている
まあそれでもノリと勢いで十分見れる作品ではあるので、総合して3というわけだ

⑤カイジファイナルゲーム:2020年

オススメ度:-1145141919810点
脚本が終わってる
もう一度見てみたが、感想はやはり変わらなかった
脚本が終わってる。もう本当にだめ。
③④ではまだキャラクター理解や、原作リスペクトが感じられたが、この作品は一切感じられない
監修福本先生との記載があるが、何を監修したのかまじでわからない
不要でうっとおしいオリキャラ、無理のあるストーリー、捻じ曲げられたキャラクターの性格、原作を知っているとすべてが不快に感じる
その上、これを言っておけば嬉しいんでしょ?wって感じで原作のセリフを適当に出してくるため、さらにイライラが加速する
ゲームの仕組みについても荒いし、勝ち方も練られてない
一番まずいのは、カイジの描き方だ
ギャンブルで追い詰められたときに、非凡な才能を発揮する男であって、正義漢ではない
ギャンブルに目覚めている間は抜け目ないが、どこか甘くお人よしで基本的にはクズ、そんなキャラクターなのだが…
多分この脚本を書いた人間は原作を読んだことがない
断言できる
B級映画で笑えるものであれば、同時視聴のオススメ度は1くらいあげてもよかったが、ただひたすらに不快で原作ファンの神経を逆なでするだけの作品なので、同時視聴にも向かない

最後に

補足しておくが、別に原作準拠じゃないと許せない!というタイプではなく、オリジナル要素でも整合性が取れていたり、面白かったり、新しい見どころを作ってくれたりしているのであれば、問題ないと思っている
特に1作目は面白かったしな
ただ、映画版カイジのオリジナル要素は2作目では結構重要なキャラクターの生い立ちが変わっていたり、ストーリー上そんなに必要ないキャラクターが無理に追加されていたりするのが、かなり気になった
3作目は…まず脚本を書いた人間が小学生じゃないとこうはならないと思うので、まともな脚本家をちゃんと雇って欲しいし、福本先生監修とか嘘つくのはやめてもらいたい

最後にカイジの原作の部分もおすすめしておきたいと思う
カイジは漫画原作がだらだらと続いてしまっており、黙示録、破戒録、堕天録までは非常に面白いのだが、それ以降は蛇足になってしまっている
ワンポーカー編や、24億脱出篇が続編としてでているが、このあたりは面白くないので読む必要はない
だが、福本先生の作品として名作には変わりないので、是非原作も読んで欲しいと思う
特に黙示録から堕天録を読んでほしい

自分はカイジ結構好きで、何度も読み返している
人間のクズが大量に出てくるあたり、もう最高だ
その中でカイジが逆境を乗り越えていく様が非常に気持ちいい
唯一無二の作品ではあるので、是非漫画もアニメも、映画も楽しんで欲しい
漫画⇒アニメ⇒映画の順で見るのが一番楽しめると思う
カイジ以外にも、福本先生は面白い作品を出しているので、kindleでセールとかやってるときにまとめ買いするといい

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