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こんな時代もあったねと

ゴールデンウィークを過ぎたあたりから、ステイホームの生活が、だんだん日常になってきた感覚がある。

卒業式も縮小、入学式はいつ行われるか分からない、混乱の中、やれることは家にいること。

そんな非日常の生活も、2ヶ月もすると慣れてくるものなのかと、自分でもびっくりする。

慣れてきたからこそ、無事に引きこもっていられるのは、感染の危険と隣合わせの中みんなの生活を支えてくれる大勢の方の尽力を忘れないでおきたい。

先日、娘と昔のドラマを見ていたら、中島みゆきさんの『時代』が流れてきた。

じっと聴いていた次女が、「この生活も、『こんな時代もあったね』と思う日がくるのかな?」と言った。

そう、いつかは終わる生活だ。

以前とは、全く同じような生活にはならないかもしれない。

しかし、収束していけば、家族でこれだけ長い濃密な時間を過ごすことは、生涯ないだろう。

私の人生を最期に振り返った時に、懐かしく思い出すような気さえしてきた。

当たり前になりつつある、この非日常の毎日を目にしっかり焼き付けておきたい。

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