企画のしごとと撮影会

深夜の怪文書のお時間です。

写真部、撮影会をこんな風にしてみたかった、今の考え云々を書き連ねてみようかなあ、と。まあ最初は1年振り返る文章書いていたんですけど、気がつけば引き継ぎ申し送り事項みたいになっちゃた(笑)

企画係という仕事

 企画係。主に撮影会とレクの企画運営を行う係です。
仕事は…うーん、やり方次第ではすごく大変だけど、やり方次第ではすごく楽しい仕事かなあ、って思っています。個人的にはすごい好きな仕事でした。

企画係だけが企画者ではないということ

 企画係に一番求められるのは企画力ではなくて、調整力なんだと思っています。いかに自分自身が聞き手になって、いかに多くの部員の声を拾って、どこに落とし所を見つけていくか。この力が特に大切になっていく係なのではないでしょうか。

100点の企画をつくらなくていい

 どうしても、企画つくるとき、完璧を作ろうとしてしまうことはあるあるでした。しかし実際に当日動いてみて企画通り動くということはほぼありえません。なにかで時間が食ったり、逆に時間を持て余したり…。
 今まで先輩方がつくってきた撮影会は、簡単な行程のもと、臨機応変にスケジュールを組みながら当日動くことが多かった印象でした。自分もこのゆるい感じ?が好きで、当初は、というか今も「行き先と行き(と帰り)の時間さえ決まっていれば十分」という所感です。(これでいいの?って不安になるけどね)
東京のとき、計画不十分というか柔軟対応ができなかったあとは、きっちり予定組んだほうがいいのか?とやってみるも、結局はスケジュールを組み直したり変更する必要は生まれたし、きっちり企画したらそれはGoodだと思うけど、そこまで気負わなくてもいいのかな、なんて思っています。

どうやったら”撮影会”をつくれるのか

 我々撮影会、と呼びますが、本質はただのお出かけ会です。
 どうしたら、お出かけ会を撮影会にできるのか。自分なりに考えてきたことを記してみようと思います。

いかに写真を撮ることを主目的にできるか

1つ目の要素は、写真を撮ることをいかに主目的にできるかだと思います。
なにお前は当たり前のことを言っているんだ…?って感じですけど。
じゃあ、どうしたら写真を撮ることを主目的にしたお出かけがつくれるか?って話ですが、「参加者が思う撮りたい被写体があるかないか。」これに尽きると思います。ただ、ひとそれぞれ撮りたいものは大きく違うということが私の頭を悩ませるわけです。

 日常の何気ない風景ですら立派な被写体だと考える人もいれば、ある特定のものだけが撮りたい被写体だと思う人もいれば、千差万別です。

 このことから言えるのは、大衆ウケするような被写体選びと、ニッチな被写体選びの使い分けかな、と。今までを振り返ると、前者は部として行う公式の撮影会、後者は部員が起案する個人開催の撮影会が役割を主にになっていたわけで。そう考えると我々企画係の仕事としては、いかに多くの部員にウケるような被写体がある、撮れる目的地選定を行うかが重要になってくるのでは、と考えています。

通常、目的地を決めるとき、行きたい場所を部員から募集してその中で投票、多く票が集まったところを目的地としていますが、部員が行きたい場所=豊かな被写体があるとは限らないことが多いです。「部員の意見(投票)を尊重しつつ、目的地選定をする」力が企画担当には必要なのかなあ、と。

撮影会の場では写真を撮る同調圧力をつくってほしい

 2つ目の要素は、いかにそのお出かけ会で写真を撮るという同調圧力つくれるかだと思います。

 扇動的な言い方をしてしまいましたが、言い換えれば、写真を集中して取りにくい雰囲気をつくるのではなく、写真を集中して撮りやすい雰囲気をつくれるかどうか、という話です、

 例えば参加者のうち、写真を撮りたい!!と思う人が多ければ、至る所で我々の足が止まり、撮影タイムが生まれます。

 撮影会は一人ではつくれない、というのは自分自身が大きく感じたことでもあるのですが。ファシリテーターというとニュアンスが違いますけど、撮影会の空間をつくる人が増えてくれるだけで、撮影会はつくれるんじゃないかなあ、と思ってみたり。

 一種の懸念として、こんな同調圧力つくったら、カメラを持たない人の肩身が狭くなるんじゃ…?と考えてしまいますが、現時点でこの心配は不要かなと考えています。弊部のカメラ非所持者シェアは半数以上で、つまり、なにもしなくては多数の雰囲気が勝ることは言うまでもないと思うので、深くは言及しません。もし、カメラ所持者のシェアが逆転するようなときに、このことは考えればいいのかな、と。


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