やってんな。
どうも、私です。
今日は、「やってんな、と思った話」をします。
お付き合い下さい。
◆
姉は、多趣味な人間だ。
そして、その趣味を広げる為に知識を仕入れることを怠らない。
見習いたい、その姿勢。
なのだが、それがいきすぎて、姉は時折、こちらが勘違いしてしまう言動をするのだ。
例えば、犯罪もののドラマを見ていた際に、お薬を使ったらしいという表現が見られたとき。
姉「この脚本家はダメだな!無知だ!」
と、姉は突然怒り出した。
私「え、何で」
姉「このお薬で、こんな幻覚症状が出るわけないし、そもそも脳内シナプスがかくかくしかじかだから、この脚本家はダメ!勉強し直せ!」
私「お姉ちゃん」
姉「ん?」
私「やってんな?」
姉「やってないよ!本当よ!」
私「お薬キメたね?(某CMの言い方」
姉「キメてないよ!本当よ!信じて!!」
実際、姉はお薬をキメたことはないので安心して下さい(?)。
また別の日、ちょっと描写が過激なものを見たとき。
私「うへぇ……」
姉「違うよ、バカ!」
その描写にメンタルをやられかけている私の隣で、姉はまた怒り出した。
私「何が……」
姉「関節からいくんだよ!下手くそだな!代われ!!」
私「お姉ちゃん」
姉「はい?」
私「ヤッてんな?」
姉「ヤッてないよ!本当よ!」
私「この間のお薬と言い、ヤッたことある人間の突っ込みなんよ。笑」
姉「ヤッてないよ!本当よ!信じて!!」
そんな姉の気になることは、大きい部位は最終的にどうするのかだそうです。
それでも、姉はヤッてない。
ちなみに、姉の多趣味は医療でも発揮されるので、『保健室の姉』と私は呼んでいる。
私「お姉ちゃん、これ何だと思う?」
姉「あー、湿疹だね。見た感じ、あんたが持ってる薬でも効き目はありそうだし、調べてみた感じでもそうだと思うけど、一応皮膚科に行きな」
その後、皮膚科に行った私「お姉ちゃんの言ってた通りの診断だったわ」
姉「お大事に」
父「ガーゼがない……」
姉「あるよ、私の部屋に来な」
父「ありがとう。助かった」
姉「まだあるから、何かあったら声かけて」
と姉の部屋は本当に、保健室のようにいろいろと取り揃えてある。
姉「足ぶつけて痛いから、湿布貼った……」
やってんな、おい。
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