『ANE COFFEE』開店の話
どうも、私です。
12月到来!
…嘘やん。
というわけで(?)今日は、「お出かけできないなら、おうちカフェを開けばいいじゃないと姉・アントワネットがおうちカフェを開いた話」をします。
お付き合い下さい。
◆
姉「ねー、むぎちゃん♪」
私「はい」
姉「こっちむいて♪」
私「はい」
昨年のお誕生日前。
ムーミンの歌に合わせて、姉が言った。
姉「お姉ちゃんは、思いつきました」
私「何を?」
姉「あなたのお誕生日に予定していた純喫茶巡り中止に伴い、おうちカフェを開催することとする!」
お出かけできないなら、おうちカフェを開けばいいじゃない!
私「姉・アントワネット……!」
お誕生日当日。
王妃様・姉は、大量の材料を持って、我が家に凱旋帰宅。
姉「これ、メニュー表ね」
手渡されたのは、メニュー表。
『ANE COFFEE』と書かれたそれは、本物の店のように作り込まれていた。
姉「ご注文は?」
私「青いソーダとピザトースト」
姉「かしこまりました」
ワクワクしながら待っていると、ピザトーストとブルーキュラソーを使った青いソーダが、運ばれてきた。
私「いただきます!」
姉「召し上がれー」
完全に『ANE COFFEE』に来た客の気分で、ピザトーストを頬張り、青いソーダを飲む。
私「店長!」
姉「はい」
私「美味しい!」
姉「ありがとうございます!」
それから私は、『ANE COFFEE』に1日中入り浸り、ランチも食べた。
すると、客がやって来た。
父である。
父「クロックムッシュって何?」
姉「食パンにホワイトソースとハムを挟んで、さらに上からホワイトソースとチーズを掛けて焼いたものになります」
父「?」
姉「グラタンパン!グラタンパンみたいなパンや!」
店長ブチギレ。
父「クロックマダムは?」
姉「クロックムッシュの上に、目玉焼きを乗せたやつ」
父「ふーん」
姉、私「(興味ないんかい」
私「クロックムッシュとティーソーダ、下さい」
父「俺、クロックマダム」
食うんかい。
数分後、それぞれにクロックムッシュとクロックマダムが運ばれてきた。
私「美味しいー!」
父「何これ、美味い」
よかったね。笑
この日。
『ANE COFFEE』は大盛況だったが、1日限定開店だったのでその日のうちに惜しまれつつ閉店した。
姉「どうだった?」
私「美味しかったです」
姉「よかったね。笑」
私「また、お願いします」
姉「はーい」
ちなみにあまりにも出来が良すぎて、私はまだ『ANE COFFEE』のメニュー表を持っている。
だって、また開店するかもしれないじゃない!?←