この木なんの木 いわくつきの木
どうも、私です。
今日は「小学校にあったいわくつきの木が、いつの間にか無くなっていた話」をします。
お付き合い下さい。
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母、姉、そして私が通っていた小学校の体育館裏には、1本の大きな木があった。その木は、所謂『いわくつきの木』であり、卒業生であれば(少なくとも私の代までは)誰もが知っていて、恐れていた木だった。というのも、
今から50年以上前に当時の校長先生が首吊り自殺をしたという木なのだ。
その木は事件があってから何度か、業者を呼んで伐採しようと試みたが、業者が不慮の事故に巻き込まれることが多発しており、私が小学生の頃も伐採されることなく、体育館裏にずっと存在していた。
そして、その木の噂は小学校高学年になる頃にはみんな知っていたし、私も知っていた。知っていたというより、代々言い伝えられてきたことだったらしく、母も姉も卒業生なのでもちろん知っていた。
これから先もずっと、この木は伐採されることはないのだろうか。
と思っていたのだが、ここ数年の間に行われた校舎の建て替えと同時に木は伐採されて無くなっていた。
聞けば、
母「さすがにいわくつきだから、お祓いしてもらった上で伐採したらしいよ」
とのことらしいが、そのお祓いにかかった費用は5万円らしい。木を伐採できたのは何よりだが、相手は何十年も居続けたいわくつきの木。
何人もの人が怪我を負い、そして校長先生が首吊り自殺をした木だ。
本当に、祓えているのだろうか。
ちなみに私は知らなかったのだが、校舎内のとあるトイレを母が使った際、母が使った個室の隣の個室のドアが自動で開閉を繰り返していたらしく、それを見た母は、
母「誰じゃい!バタバタバタバタうるさいな!迷惑じゃ!さっさと出て行け!」
とブチ切れたらしい。
ハートがお強い。
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