メイキング映像の話
どうも、私です。
今日は、「メイキング映像が好きすぎる話」をします。
お付き合い下さい。
◆
私は、映画、舞台、ドラマ、アニメ、ライブなどのメイキング映像を見るのが大好きで、DVDの特典についていると見てしまう。
役柄上は険悪な人達が、楽しそうにしていたり。
ケータリングを美味しそうに食べてみたり。
締め切りギリギリの中での作業だったり。
ライブ前後の緊張やリラックスを感じさせる姿だったり。
ラジバンダリ。
そういうのを見るのが、すごく好き。
メイキング映像が好きになったきっかけは『もののけ姫』のアフレコ場面。
中でも、
エボシ御前を演じた田中裕子さん
モロの君を演じた美輪明宏さん
乙事主を演じた森繁久彌さん
には、圧倒された。
画と声が、あまりにピッタリ。
特に美輪明宏さんは、「黙れ小僧!」でお馴染みの場面での笑う演技が凄まじかった。最初は嘲笑する程度でボリュームも小さかったのだが、
宮崎駿監督「ハッハッハは、印象的にやりたい」
と言う言葉を受けて試しに演技をした結果、監督自身がその演技と声のボリュームにびっくりし、鈴木敏夫プロデューサーと顔を見合わせた後満足げにポツリと、
宮崎駿監督「これいいじゃん」
と言って仰け反り、それからのアフレコ風景を見つめるという場面があった。
そのほんの数分のやり取りだけで、私はメイキング映像を見ることがとても好きになった。
他にも美輪明宏さんは、宮崎駿監督ととても知的なやり取りをしているのだが、乙事主とモロの君がいい仲だったことを聞くと、
美輪明宏さん「あんた、まだバカ治ってないのね」
と冗談めかして言ってみたり、唸り声を録った後に、
美輪明宏さん「犬になったことないから分かんない」
と戯けてみせたり、とてもチャーミングな一面があった。
私はその場面を見て以来、様々なDVDを見ては特典映像に入っているメイキング映像を「これでもか!」と見ている。
完成に近づいていく様子が楽しいし、裏側が見られるのは嬉しい。何より、普段は見られない様々なクリエイターによる「これでもか!」と詰め込まれた努力の結晶の覗き見をさせてもらっているのだ。
ありがたいことである。
ちなみに、『ももクロChan』の定点観測シリーズ(ももいろクローバーZのライブや舞台に密着し、裏側を定点カメラで撮影したもの)と『サクラ大戦 歌謡ショウ』の花組カメラ(舞台の稽古場風景を出演者が撮影したもの)が好きすぎて一時期狂ったように見ていたことがある。
何か好きなのよねー。
っていうー。
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