『スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース』の話
どうも、私です。
今日は、「第6回 シネマ歌舞伎の話」をします。
ゴムゴムのあれを見ました←
お付き合い下さい。
◆
姉「次のシネマ歌舞伎は、ワンピース歌舞伎じゃい!」
私「御屋形様!!」
御屋形様とは、『スーパー歌舞伎Ⅱ ワンピース』に出演、演出も担当した市川猿之助さんのこと。
大河ドラマ『風林火山』で演じた武田信玄を、主人公・山本勘助(内野聖陽さん)がそう呼んでいたのをまだ引き摺っていたのだ。
ていうか、待って。
『風林火山』って、15年前の大河ドラマなの?
え、死にそう←
そんな御屋形様率いる麦わらの一味を見に行った結果が、こちら。
※ここから先、ゴムゴムのネタバレ
実写版とは、このこと
「実写化!!」って企画するの、ワンピース歌舞伎見てからにしようぜ
って言いたくなるくらい、完璧な実写版・ワンピースだった。
(個人的感想です。お願い、殺さないで←)
まず、御屋形様のルフィを始めとする麦わらの一味が本物だったんだけど(?)、
ナミ(市川春猿(現・河合雪之丞)さん)が着ている着物の振袖に、トレードマークのみかんと風車を模したタトゥーが入っているのを見つけたときは感動したし、勢揃いして名乗りを上げたときは、本当に圧巻だった。
また、今回の物語は『頂上戦争編』を中心に描かれるので、原作かアニメを見て予習しておくとさらに面白さが増すと思うのだが、『頂上戦争編』ということは、ジンベエ(市川猿弥さん)も出てくるし、白ひげ(市川右近(現・市川右團次)さん)も出てくるし、もちろん、
エース(福士誠治さん)も出てくる。
そして、全員本物(?)。
なので、あの場面やあの場面も完全再現されるので、ワンピース好き子・姉のように、
姉「みんながみんな完璧すぎるし、エースがエースすぎるし、オヤジィィィィィ!!!!」
と映画館を出てすぐに絶叫した人もいたと思う。
はい、該当した人、手を挙げて←
出演者達の本気
そして、このワンピース歌舞伎。
大体の出演者が、一人二役か一人三役を演じ分ける超絶ハード歌舞伎である。
御屋形様はルフィ・ハンコック・シャンクスの三役を演じ分け、
市川猿弥さんは、黒ひげとしてエースと衝突していたかと思ったら、ジンベエとしてインペルダウンでルフィと共闘し、
浅野和之さんは、センゴクで登場したかと思うとイワンコフとしてルフィを救出し、
ゾロ(坂東巳之助さん)とサンジ(中村隼人さん)も登場時はいがみ合っていたのに、インペルダウンではボン・クレーとイナズマとして大量の本水を浴びながら共闘する。
いやいや、やることが多い!!
見ごたえもあるし、迫力満点だけども!!!!
(褒めています)
でも、彼らが本気だったから本物が見られたのも事実なので、何が言いたいかというと、
ありがとうございます!!!!!←
スーパー歌舞伎ならでは
通常の歌舞伎と違って、『スーパー歌舞伎』の本作。
演技も現代語で行われ、殺陣もアクロバティック。プロジェクションマッピングを使用した演出も見られるし、何よりルフィが飛ぶ。
ルフィが、飛びます(大事なことなので2度言いました。どこの場面で飛ぶのかは言わないけど←)
こんな演出を見られるのは、『スーパー歌舞伎』ならではだと思うし、前述の福士誠治さんや浅野和之さんなど、歌舞伎役者ではない現代劇の役者が出演しているのも通常の歌舞伎では見られない光景だと思うので、通常の歌舞伎との違いを楽しみたい人や、歌舞伎を見てみたいけど難しそうだと思っている人はぜひ見てみてほしい。
ルフィが、飛ぶよ?(何回言うんだ、こいつ)
というわけで、海賊王になりたいそこのあなた(?)
新時代もいいけど、歌舞伎もいいよ。
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