むぎのマガジン vol. 119ー毎週とどくタロット鑑定解説マガジンー 「仕事のつらさをなんとかしたい」

こんにちは。むぎのタロットのyukiです。このマガジンでは、毎週、公開を許諾いただいた鑑定事例の動画と、実際に返したお返事、カードの解説をお届けします。今回は、恋愛に関する相談です。

解説動画

ご依頼内容

状況について

どうしても仕事を苦痛に感じてしまって、小さい事で落ち込んだりイライラしてしまい、毎日辛いです。

鑑定を希望する項目

仕事に対して前向きに働けるようになるにはどうしたらいいでしょうか？

3枚引き：フリースリーカード

3枚のカードを並べて、必要に応じてアドバイスカードを1枚で追加でひきます。3枚に独立した意味はなく、3枚のカードを総合して、質問に対する答えをだしていきます。

5枚引き：やめることとはじめること

5枚のカードを引いて、その問題に対して、今何をやめて今何をはじめるべきかをひきます。必要なアクションを見るのに便利なスプレッドです。

鑑定者の回答

前文

こんにちは。むぎのタロットのyukiです。
この度はむぎのタロット公開鑑定にご応募いただきありがとうございます。
毎日続くお仕事が苦痛なのはとても辛いですよね。ご相談ありがとうざいます。この鑑定が少しでもお力になれればと思います。

今回は
・今の状況から解放されるために、何をやめて何をはじめればいいのか
・今後のお仕事やお仕事環境全体がどうなっていくのか
の２点で鑑定させていただきます。よろしくお願いします。

鑑定項目その①　今の状況から解放されるために、何をやめて何をはじめればいいのか

現状：ソードのペイジ（逆）　妨害：ペンタクルの２（逆）　願望：月（逆）
やめること：死神（逆）　はじめること：審判（逆）

現状としてはお仕事への苦痛が大きく、なかなかお仕事そのものに集中できないようです。
「お仕事が辛くて集中しにくい」→「その結果ミスにつながり指摘を受けてしまう」→「さらに辛くなって集中しにくくなる」という負のループに入ってしまっているようです。
ご自身としては今の職場がよくないから転職したい！というよりは、（どこに行っても仕事をすることにはかわりがないので）安心して、一つのところでじっくり働けるようになっていきたい、そんなお気持ちが強いのではないかと思います。
そういった状況に変化することを妨げている妨害のカードにペンタクルの2の逆位置がでています。
ちょっと逆説的ですが「今のままじゃダメだ、なんとかしなきゃ。」という気持ちがかえってご自身を苦しめて、集中力を奪い、お仕事への苦痛を大きくしてしまっているようです。

この状況を打破するために「やめること」に死神の逆位置が。はじめることに審判の逆位置が出ています。２つのメッセージをつなぐと、「一発逆転の方法を探すのをやめて、今の自分がすでにできていること」にしっかり目を向けることで状況が好転することになりそうです。

それぞれのカードについて説明します。
やめることの死神の逆位置は、「今の自分」を否定して、そこからリセットしたいという願望を手放した方がいいことを示唆しています。
「何かできること、やれることが知りたくて相談したのにそんなことを言われても困る！」というお気持ちもあるかなと思います。ですが、「今の自分のままではダメだからなんとかしないと」「また同じことをやって指摘されている、どうにかしないと。」と考えすぎることそのものが、実は仕事そのものよりもストレスの原因になってしまっているのではないかとカードは告げています。
そしてはじめることの審判の逆位置は、「今の自分にできていること」を積極的に認めて評価して、そこから少しずつ「苦痛ではないこと」を広げていくこと大切だと告げています。
お仕事はとてもお辛いと思いますが、仕事を始めたばかりのころよりも、少しでもできるようになったことはあるのではないでしょうか。また、苦痛を感じる仕事の中でもあなたがいることで周囲にプラスになっていることはあなたが思っている以上にたくさんあるのではないかなと思います。
人間は生き残るための本能として、放っておくとネガティブで辛い内容を大きく捉えてしまう傾向にあるようです。
ですので、ご自身のこととなると、なかなかフラットに捉えられないかもしれません。
ですが、例えば、「自分の仕事をやっているのが、他の人や、大切な友達だったら、どんなところを評価するだろう？」と考えてみると、案外、ご自身が今できていること、評価につながることが見えてくるのではないかと思います。

2枚のカードに共通して言えることは何よりもまず、「今の自分」を否定しないことなのではないかと思います。
今感じておられる苦痛は仕事の内容や仕事そのものはもちろんですが、「当たり前のことができていない自分」「働くなんてみんながやっていることに苦痛を感じてる自分」に対しての自己否定的な気持ちも要因としてあるのかもしれないなと思います。

仕事についての具体的なアクションを起こす前に今はまず、ここまで頑張ってきて、苦痛を感じながらもここまで継続してきた自分を認めて、受けとめて、ポジティブに評価をすることがとても大切であるようです。

最後に、今後のお仕事の状況がどのように変化していくのかを鑑定させていただきます。