【全文無料特別号】むぎのマガジン vol. 148　タロットで、時期について占う際のポイントー毎週とどくタロット鑑定解説マガジンー

こんにちは。むぎのタロットのyukiです。今回は月に1度の特別号として、全文無料公開です。
今回はタロットをつかって時期について鑑定する方法やポイントについてお話しします。

むぎのタロットマガジンでは、毎週1本ずつ、公開許諾をいただいているタロット占いの事例をじっくり解説した記事を掲載しています。また、時々、今回のようなタロットを学ぶためのノウハウも発信しています。

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解説動画

タロットで時期について占うということ

「彼とはいつ付き合えますか？」
「金運が上がるのはいつごろですか？」
占いのご依頼を受けていて、時期について聞かれることは存外に多いです。そのため、私自身もタロットで時期を占うことはよくあります。
今回はタロットで時期について占うポイントについてお伝えします。

「時期」についてタロットで占うことについての私の立場

と、話をはじめておいてなんですが、実は私自身は時期についてタロットを使って占うことにあまり信ぴょう性を感じていません。
さらには、「タイミング」や「時期」については、運気ではなく、その人の置かれた状況や行動によって大きく左右されますし、「時期」を占うことそのものが行動の妨げになることもあると思います。

ちょっと極端な話をしますが、高校3年生の受験生に「あなたは2月の運気が悪いから行動を起こさないほうがいいでしょう」と伝えても、入試の時期が2月なので行動しないわけにもいきません。
もうちょっとノーマルな例でも、「あなたは今月は出会い運はよくないですよ」と言われたとしても、「出会い運がないからどこにも出かけない」人よりも、「出会い運が悪いっていわれたけど、友達から誘われたこの飲み会は楽しそうだからいってみようかな」という方のほうがチャンスには恵まれるのではないかなと思います。

そんな感じで、私自信は実はあまり「時期」についてはそこまで重要視していません。

それでも、私がタロットで時期について占う理由は２つあります。一つはお客様からの要望が多いから。もう一つは「あ、今わたしラッキーなんだ！」という自覚そのものがお客様を後押しできるのではないかと考えるからです。

お客様の背中を押せる「時期占い」

一つ目の「お客様からの要望が多い」というのは説明の必要がないと思うので、二つ目の「お客様を後押しできる」ことについてもう少し説明します。

「時期」について聞きたいお客様の気持ちの背景には「自分だけの力ではこの問題はどうにもならないかもしれない」という恐れの気持ちであったり、「少しでもタイミングのいい状況で動きたい」という期待の気持ちがあります。
いずれにせよ、お客様の背景には何らかの「ためらい」があります。

「悩み」の一番しんどい点は、「どちらに動くのか分からず止まってしまう状態」です。行動したら失敗や痛みはあるかもしれませんが、そこから学ぶことができます。動いていなかったとしても、方向性を自分で決めることができるのであれば、それだけでも悩みは解決に近いています。

ですが、「いつ、どんなふうにうごけばいいのかわからない」「この問題を解決する力が自分にあるとは思えない。何か動き出すチャンスがほしい」と思われたまま止まっておられる状態はとても苦しいものです。

そういった「ためらい」を抱えたお客様に「この時期に動くといいですよ」「この時期は運気がめぐってきますよ」とお伝えすることで、「あ、じゃあその時期に動いてみようかな」「なんだ！そこまで待てばいいことがあるんだ！だったら今気落ちしすぎないようにしよう」と前向きな気持ちになれたり、少しでも方向性が見えるお手伝いができるといいなと思っています。

危険を知るためではなく、チャンス・幸せを知るために時期を占う

そのため、私の「時期占い」は出てきた全てのカードを読むのではなく、いつがお客様にとっていいタイミングなのか、いつごろにいいことが起こりそうか、という前向きなチャンス・幸せを占うために使います。

タロット占いをされる方や、お客様の中には「危険な時期、トラブルが起きそうな時期こそ占いたい」という方もいると思いますし、これからお伝えする方法で、トラブルが起きそうな時期を調べることもできます。

ですが、私は時期占いの本質はお客様の背中を押すことなのではないかと考えています。
そのため、ここから先は、時期占いの具体的な方法と、「時期を占うことでお客様を後押しできる占いのポイント」をお話しさせていただきます。

タロットで時期について占う方法

私はタロットで時期について占うときは、
１ヶ月ごと、１週間ごと、決まった時期に応じたカードを必要な枚数並べる
という非常にシンプルな方法を使います。

例えば、
「向こう1年でいつごろ恋愛運がよくなりますか」というお題なら、１ヶ月１枚ずつ、全部で１２枚のカードを引きます。
「この１ヶ月の中で運気がよくなる週はいつですか？」というお題なら１週間１枚ずつ、全部で４枚か５枚のカードを引きます。

そんな感じでお客様のお悩みに応じて、決まった期間に対応するカードをな並べて、時期について占います。

ホロスコープ並べなど、並べ方を決めていた時期もあるのですが

「あれ・・・これって何月だっけ・・・？てか、今何枚並べたっけ？」ってカードを並べているうちにわからなくなってしまったり、お客様からの依頼で10ヶ月、3年、5年と様々な期間に関する依頼をいただくことも多かったため、今は並べ方の形は決めず、時期に応じた枚数のカードを並べています。

時期をタロットで占う際のポイント

さきほども述べたとおり、私は時期についての占いは「お客様の背中をおすため」に占います。
そしてお客様の背中を押せる素敵な時期占いをおこなうためには、
・「何のためにこのカードを読むのか」という目的をはっきり決めて、全てのカードを読むのではなく、目的に沿って必要なカードだけを読んでいく
ことが大切だと思っています。

少し詳しく解説します。

たとえば、
・「出会いはいつ頃ありそうですか？」と聞かれた場合、ご依頼主様は「出会につながりそうな時期がいつか知りたい」と考えています。
・「仕事運・金運はいつ上がる？」と聞かれた場合には、ご依頼主様は「いつ頃ビジネスチャンスや臨時収入のチャンスはありそうか」と考えています。

「当たり前じゃん」と思うかもしれませんが、単純に全部の時期を読むことを目的にするのではなく、「ご依頼主様が一番知りたい情報だけをピックアップしてお話しする」ことで、わかりやすく、ご依頼主様にとって満足度の高いお話しになります。

具体的な例を挙げて鑑定しています。

鑑定例；今年1年で仕事の状況がよくなりやすい時期は？

ご依頼主様はお仕事に関してお悩みを持っておられ、お仕事の状況がよくなる時期が知りたいなと考えています。

その結果、「7月：ソードの３（逆）　8月：正義（逆）　9月：カップのナイト（逆）　10月：悪魔（逆）11月：ワンドの４　12月：ワンドのペイジ（逆９　1月：力　2月：皇帝　3月：ペンタクルの４（逆）4月：ペンタクルのペイジ　5月：ペンタクルの６（逆）　6月：ワンドの２」
という12枚のカードが出ました。

カード全体の流れを見ていると、7月から12月まではあまり良いカードが出ていませんが、翌年の1月の力・皇帝と、自分自身でビジネスを動かせるようになり、そこからさらに4月に収入の目論見が立ちそうなペンタクルのペイジが出ています。
そのことから、ご依頼主様には

「今年の9月ぐらいまでは低調な状態が続きそうです。転機となるのは10月です。ここで、絞り込むべき事業の姿がみえてきて、11月・12月と少しずつ状況が好転していきそうです。仮に、10月にうまくいかなかったとしても、来年の1月・2月、そして4月にも大きなチャンスがありそうです。」

とさせていただきました。

時期占いではない占いでは、私はすべてのカードをじっくりと読んでその結果を返します。ですが、時期占いの場合には全てのカードをじっくり読むよりも、ご依頼主様が知りたい情報、ご依頼主様の背中を押せる情報をまずは読み取って伝えて、その後、ご依頼主様から追加の要望があれば伝えるという形でいいのかなと思います。

まとめ

時期占いは、たくさんのカードを引くことになりますが、全てのカードを読み取るよりも、ご依頼主様の知りたいことに情報を絞って読み取り、まずは伝えることが大切になってきます。

また、それを実現するためには、ご依頼主様の言われるがままに占うだけでなく、何のために、時期について占うのかを引く前にはっきりさせておくことも大切になってきます。

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次回は2024年10月12日（土）配信予定です。恋愛に関する鑑定の解説の予定です！また次回皆様にお会いできることを楽しみにしています！