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ストリートアカデミーで講座を開講するポイント その5 講座開催!どんなことに注意しよう?

こんにちは。平日はフルタイムで会社員をしながら、週末はストアカでタロット講師をやっています。yukiといいます。前回の記事では、ストアカの講座開催のために必要な準備をご説明させていただきました。
今回は、講座を開催中に注意したほうがいいことやポイントをまとめさせていただきます。

おかげさまで、開講している講座についてはお客様からご評価いただけており、平均4.8点(5.0点満点)の評価をいただけています。

また、3年前に会社員になるまでは、私自身中学校・高校で理科の教員をやっていました。そこでの経験も踏まえて
「講座がうまくいくポイント・注意したほうがいいポイント」をまとめていきます。

5−1 大前提。人の集中力は続かない。

講座を組み立てる上での一番のポイントはこれです。人は集中力を長い時間キープすることは難しくて、そして、話を聞くというのはとても疲れることです。この2点を踏まえた上で授業を組み立てていくことが大切になってきます。ずーっと講師がしゃべりっぱなしの講座は正直しんどいです。

また、人は興味があることしか聞きたくない生き物です。講師の人にとっては大切な話であっても、参加者にとっては興味がない話であれば、大切な話であっても「退屈な時間」になります。私は自己紹介で自分の話もさせていただきますが、「なぜ私がこの講座をやるようになったか、この講座にどんな思いがあるのか」というお話は正直、参加者の方にはメリットがないなぁとおもうので、「私が何者でこの人の講座を受けるとどんなメリットがある」かわかる程度にとどめています。そのかわり、その人が好きだとおっしゃったタロットカードの話はがっつりします。「必要な話」「大切な話」と「相手が興味を持つ話」は全く違うと考えておいたほうがいいのかなとおもいます。

と、いきなりネガティブな話からはいったのですが、逆に、こういう特性を理解することで楽しい授業はつくりやすくなります。今度は、「こうやったら楽しい講座になる」ポイントをまとめます。

5−2 「楽しい!」満足度があがる講座作成のポイント

参加して楽しい!と感じる講座のポイントを以下にまとめました。
満足度があがる講座作成のポイント
・参加型コンテンツ
・「個人」へのケア
・参加者同士の交流
・自力ではできないコンテンツ

それぞれの項目について説明します。

・参加型コンテンツ
これがまず最強です。
学校の授業で、座学の授業は退屈でも、体育や調理実習や実験は楽しかった人は多いのではないでしょうか?人は黙って話をきいているよりも、自分自身が考えて手を動かすコンテンツがあるのはとても大切です。
「でも私の講座は実技っぽいのはないし…」と思われる方も、みなさんに自分の考えをかいてもらう時間をとるなど、お客さんが参加する時間をとられるのが大切かなとおもいます。

・個人へのケア
多人数参加の講座であっても、講師が一人一人の個人をケアする時間があれば参加者の満足度はあがります。
他の人の待ちが出ると退屈になってしまいますが、「他の人の質問やお悩みは自分の問題解決のヒントにもなるとおもいます!ぜひみなさんも「自分ならどうする?」と思って聞いてみてください」といった形で、「自分事」にしてもらえるように投げかけることで新しい学びのチャンスを生み出すこともできます。なるべく一人一人と関われる時間ももてるといいのかなとおもいます。

・参加者同士の交流
講座に集まっている人たちは少なくとも同じものに興味を持っている人、という共通点があります。交流を目的としているわけではないので、強制することはできませんが、参加者同士で何かやりとりがあるワークを設けることで、同じ興味をもつ参加者同士が仲良くなり、満足度につながることも多々あります。

・自力ではできないコンテンツ
知識を得るだけなら、今は本でもインターネットでもどこからでも情報を仕入れることができます。講座に参加したお客さんに満足していただくためには「自分一人ではできないコンテンツ」を用意することが大切です。それはプロの目線でフォームを確認してアドバイスすることかもしれませんし、同じ物が好きな人どうしでお互いのワークをやりあうことかもしれません。「あー参加してよかった」と思ってもらうためには、自分一人ではできないことを講座の中で体験してもらえるようにしましょう。

5−3 これはNG!避けたほうがいい対応

お客様の満足度を上げるためにやったほうがいいこともあれば、逆にお客様の満足度を上げるために「やめたほうがいいこと」もあります。今度はやめたほうがいいポイントをまとめます。

NG!避けたほうがいい対応
・規定時間に約束していたコンテンツが終わらない
・長時間、講師の話が途切れなく続く
・ネガティブで後ろ向きな空気を出す

それぞれの項目について説明します。

・規定時間に約束していたコンテンツが終わらない
これは、本当に絶対避けたほうがいいです。お客さんは、あなたの提案している内容・時間に納得をして「これが身につくならお金をはらおう!!」とおもって払ってくれています。

ストアカではありませんが、過去、受けた個人講座で、規定時間に当初伝えていた内容が全く終わってなかったにもかかわらず(講師の人としては自分の思いが熱く語れて満足したっぽく)、「内容は全然つたえきれなかったけど最高だったよな☆」っていうテンションで最後語られてドンひきした覚えがあります。

もちろん、同じプログラムを受けて、実際に技術が身につくかつかないかはお客さん次第です。でも、「この時間でこの内容をやります!!」とお伝えしていて、(少しぐらいのオーバーは許容かもしれませんが)大幅にその内容をクリアできないor当初伝えていた内容と大幅に違う、となればお客様からしたら「騙された」ような感じになります。
最初は、なかなか思うように講座がすすまずに苦労することもあるかとおもいます。時間には余裕をもって進めるようにしましょう。

・長時間、講師の話が途切れなく続く
人の集中力は本当に続きません…。講師の人が一方的にお話する展開も知識のインプット段階では必要だとおもいます。ですが、それが長時間続かないように、参加者への質問を適宜なげかけたり、ワークをはさむなどして、なるべく講師の話が長時間続くことがないようにしましょう。
学生時代を思い出してみてください。先生がしゃべくりまくってる授業って生徒は案外げっそりしてませんでしたか?(トークがめっちゃ面白い先生もいるとはおもいますが)あなたもそうならないように注意しましょう。

・ネガティブで後ろ向きな空気を出す
ネガティブであること、後ろ向きであることは決して悪いことではありません。(私自身も根っこはネガティブで慎重で後ろ向きです)ですが、人前に立っているときは、ちょっとガラスの仮面を被りましょう。松岡修造になる必要はありませんが、「あなたに会えてうれしい!!」という気持ちで講座を開催してくれる人と、なんだかネガティブな感じの人ではお客様のお気持ちは違うのではないでしょうか?せっかく好きなことを教えるわけですし、いつもよりちょっとだけ笑顔になって、ちょっとだけ楽しくやってみましょう。

ということで、講座満足度をあげるポイントを私なりにまとめてみました。これはあくまで「私ならこうする」というお話で、100人の講師の先生がいたら、100通りの輝きかたがあるとおもいます^^

ぜひあなただけの素敵な講座を自由につくってみてください

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