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【全文無料特別号】むぎのマガジン vol. 74「次はどんな仕事につくといい?」

こんにちは。むぎのタロットのyukiです。このマガジンでは、毎週、公開を許諾いただいた鑑定事例の動画と、実際に返したお返事、カードの解説をお届けします。今回は、お仕事に関する相談です。

今回は、月に1度の全文無料特別号です。むぎのタロットのウェブマガジンは、週に1本、公開許諾をいただいているタロット占いの公開と解説を投稿させていただいています。
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解説動画

ご依頼内容

状況について

仕事について。9月で,3年になる今の仕事は、コロナ禍に始めたテレワーク重視の仕事でした。新しいことにチャレンジしていきたい性格のため、次はどんな仕事が運気よく自分にもあっていて、楽しく頑張っていけるかを教えてください。

鑑定を希望する項目

仕事の見つけ方や業種など、英語と海外との関わりがある仕事はしたいです。

使った並べ方

3枚引き:フリースリーカード

3枚のカードを並べて、必要に応じてアドバイスカードを1枚で追加でひきます。3枚に独立した意味はなく、3枚のカードを総合して、質問に対する答えをだしていきます。

鑑定者の回答

前文

こんにちは。この度は公開鑑定にご応募ありがとうございます。ようやくコロナも終息の兆しがみえ、社会の様子も少しずつ元に戻ってきていますね。新しいことへのチャレンジに少しでもこの鑑定がお役に立てればと思います。よろしくお願いいたします。
今回は
・おすすめの業種、会社の雰囲気など
・お仕事の探し方のポイント
この2点で鑑定させていただきます。よろしくお願いします

鑑定項目その① おすすめの業種、会社の雰囲気など

ペンタクルのペイジ(逆)、カップのペイジ、ペンタクルのクイーン

さまざまな分野に関わるような、それそのものには色がついていないお仕事。自分から動くのではなく、相手から提案されるものを受け取っていくお仕事、そういったものにご縁がありそうです。海外・英語というご提案いただいていているキーワードとセットで考えると、具体例としては海外が主な取引先である総合商社でのお仕事であったり、海外に本社があるIT、情報系の企業などがイメージに近いかなと思います。
それぞれのカードについてご説明させていただきます。
ペンタクルのペイジの逆は1つの分野に集中するタイプの仕事ではないほうがいいことを。カップのペイジは自分のイマジネーションや感性が活かせる仕事であるほうがいいことを。ペンタクルのクイーンは自分から仕事を提案していくのではなく、依頼された仕事を受け取っていくタイプの仕事がいいことを示唆しています。この3枚だけでは特定の業種や会社がイメージしにくいのですが、ご希望としていただいた「海外」「英語」というキーワードを考えると、「取り扱うものが多様であること」「具体的なものを作るよりもモノとヒトを仲介したり、ソフトウェアや情報など具体的な形をもたないものをとりあつかうものであること」「自社開発ではなく、他社からの仕事をうけたりなんらかの仲介をしたりする仕事であること」といったイメージになっていきます。そこから逆算すると、冒頭でお伝えしたような、海外に大きな取引先をもつ商社であったり、海外に本社があるIT・情報系の企業の日本法人や、逆に海外の企業とのやりとりが主なIT・情報系の企業といったイメージになっていきます。これらの企業の中には、経理・営業・開発・渉外などのさまざまな部門があります。お伝えしたようなイメージの会社から、ご自身のスキルがいきそうな具体的なお仕事に応募されるのがいいのかなと思います。

鑑定項目その② お仕事探しのポイント

カップの1(逆)、ソードの2、カップの9(逆)

とにかく自分から積極的に動くこと。今のお仕事とのバランスをとりながら転職活動を進めること。たくさんのことを望むよりも、本当にいきたい会社を絞ってじっくりと転職活動に臨むこと。この3点がポイントになりそうです。
カップの1の逆は、受け身にならずに積極的に進むことが大切であると告げています。具体的なイメージとしては転職のエージェントなどを頼るより、カジュアル面談を自分から興味のある企業に申し込んでみたり、Linkedinや、wantedlyなど、自分から興味のある企業側にコンタクトがとれるようなサービスを使うようなイメージです。現在は転職の意思を明確にしない、検討段階でも担当者にコンタクトがとれる方法やサービスがたくさんあります。そういったものを活用していくことが大切であるようです。また、自分が興味をもった業界や業種に対して積極的に情報を集めることも必要であるようです。例えば転職と直接関係がなくても興味をもった分野や会社の人たちが参加されたり主催したりするイベントに足を運んでみるなど、自分から希望するところに足を運ぶことが求められています。そしてソードの2は、現在のお仕事と新しいお仕事を平等な目でジャッジをして、冷静に判断していくことが大切であると告げています。ご自身としては「新しい挑戦」に意識が移っており、「新しいこと」が「今やっていること」よりもどうしても評価が上がりがちなのかなと思います。もちろん、「新しいことに挑戦したい」というお気持ちが根底にあるので、新しいことへのチャレンジを重視されることは当然です。ですが、現実問題の待遇や、お仕事としての好き嫌いはどうしても伴います。「新しいチャレンジ」を過剰に評価せず、雇用条件や自分の適性が活かせるかなど、今の職場と比較して冷静に選択していくことが大切であるようです。そしてカップの9の逆は多くのことを考えるよりも1つ1つ絞り込んでじっくり活動していくことが大切であると告げています。新しいチャレンジに向けて、早く決めたい、たくさんの可能性に触れたいというお気持ちは大いにあるのかなと思います。ですが、最終的に働けるところは1ヶ所なのかなと思います。最初にたくさんの候補をあげるよりも、「一番いいな」とおもうところを毎回絞り込んでじっくりと動いていくことが大切になっていきそうです。

「積極的に動きながら」も、「冷静に現状と比較」したり「本当に好きなところに絞り込んでアクションをかける」という一見ちょっと矛盾したメッセージがでてきていますが、トータルでみると、積極的に情報はあつめるしアクションはかけるものの、決断や具体的な行動は冷静かつ慎重に行うというイメージになりそうです。
少しでもお仕事探し・お仕事選びのヒントになれば幸いです。

この度はご依頼ありがとうございました。素敵なお仕事に巡り合い、楽しまれることをお祈りしています。
ありがとうございました。

今回の鑑定のポイント

問題の切り分け・情報の整理

今回はお仕事に関するお問合せでした。
自分に向いている仕事の選び方やどんな仕事が向いているかは占いでよく聞かれる内容ではあるものの、どのように鑑定をしたらいいか、お悩みになる方も多いのではないでしょうか。
実際、オンラインサロンの練習会でこちらのお題をみなさんで考えたときにも大変悩まれる人が多く、いつもよりたくさん質問や疑問をいただいたことを覚えています。

寄せられた質問で気になったものが2点ありました。

① 今回のように「ご依頼主様がやりたいこと」がある程度わかっているときに「向いている仕事は何か」をカードでひくことはできるのか
② 「英語や海外に関する仕事」という時点で「もうやりたい仕事」「どんな仕事がいいのか」は答えがでているのではないか

この2つは、「仕事を鑑定」する上での大切なポイントを考えるのにぴったりのお題かなと思ったのでこちらを解説させていただきます。

① 「ご依頼主様がやりたいこと」がある程度わかっているときに「向いている仕事は何か」をカードでひくことはできるのか

結論から言うと、できます。むしろやりやすいです。
多くの方が「私に向いている仕事はなんですか?」と、問いかけられるとき「この世界にあるすべての仕事の中から私に向いているものを教えてください」という意味であることは少なく、多くの場合は「私がやってみたい、やれそうな仕事のうち、向いているものは何か教えてください」という意味です。そうなってきた時に、むしろ今回のようにご依頼主様が「英語や海外」という項目を出してくださっているのであれば、出てきたカードを「このカードが示す、英語や海外に関わる仕事はなんだろう」と解釈をしていくことで、ご依頼主様の希望にそった仕事のヒントを読み取ることができます。

今回は、ご依頼主様のほうから「興味のあること」をご提案くださいましたが、ご依頼主様から単純に「私にはどんな仕事が向いていますか」と聞かれた場合でも、ご依頼主様自身はどんな仕事に興味があるのか、どんなことがやってみたいのかをヒヤリングすることで、よりご依頼主様のご希望に寄り添ったヒントを出すことができるようになります。
仮にご依頼主様の要望とは全く違う答えがでてきたとしても、全く話を聞かない状態で伝えるのと、ご依頼主様の要望を事前に聞いていたのでは全然違います。
ご依頼主様の要望を事前に聞いていた場合には「あれ?これはご依頼主様の意図に反するやつだぞ」っていうのがわかるので「意外に思われるかもしれませんが、こんなのも向いてますよ」みたいな伝え方もできると思います。

そんな感じで、むしろ「ご依頼主様のやりたいこと」がある程度わかっているほうが「向いている仕事」はご提案しやすいのかなと思います。

② 「英語や海外に関する仕事」という時点で「もうやりたい仕事」「どんな仕事がいいのか」は答えがでているのではないか

これは、タロットというよりキャリア教育みたいな話になってしまうのですが、「英語や海外に関する仕事」というのは実は非常に多岐にわたり、必要なスキルも全然違ってきます。

例えば、「営業」に仕事を絞っても日本に法人があり、海外に向けてサービスを展開していこうと考えている会社に営業として就職するのであれば、求められるのは日本のスタッフの意向を海外の人に伝え、日本の商品の良さを海外の人にどのように伝えたらいいかを考える仕事です。
逆に、海外の法人が日本向けに商品を展開しようとしているところに入社するのであれば、社内で関わる人は海外の方でもお客様として関わる方は日本人で、そして、海外の商品の良さが日本人にはどのような訴求ポイントを考える仕事になります。
このように、「海外」「英語」というキーワードだけならばさまざまな仕事が想定できるかと思います。

ご依頼主様が「どんな仕事を向いているのか」悩んでいるときには少なくとも
・業種(会社が属している業界。食品、メーカー、IT、官公庁など)
・職種(個人がするお仕事。経理、事務、営業、広報、人事など)
のどちらかが未定でヒントを欲しておられることが多いです。

自分があまりよく知らない仕事に関することであれば、ちょっと調べてみたり、対面であれば相手に少し話を聞いてみるなどして、ご依頼主様が「どこの部分」に疑問をもっているのかを明らかにした上で鑑定するとよりやりやすくなるのかなと思います。

出てきたカードについて

今回はおすすめの仕事・会社の雰囲気として「ペンタクルのペイジ(逆)、カップのペイジ、ペンタクルのクイーン」というカードがでてきました。
今回のご依頼では「海外」「英語」というキーワードが決まっているので、海外や英語に関する仕事で上記のカードがあてはまるような仕事や会社の雰囲気はどのようなものかを考えていきます。

まず、ペンタクルのクイーンという受け取りが中心のカードが出てきています。これは仕事の形態に当たるのかなと思いました。最近はフリーランスでのお仕事も増えていたり、会社にいても自分から仕事を提案していく、作っていくタイプの働き方も増えているのかなと思います。
そんな中ペンタクルのクイーンがでてきたということは、自分から提案するよりも、「仕事を請け負う」「頼まれたことをやる」といった働き方にご縁があると読めるのかなと思います。
そしてペンタクルのペイジの逆は取り扱う分野が1つに絞られていないほうがいいと読めるのかなと思います。例えば、商社など、「いろんな国やメーカーで作った商品の販路となる」仕事であれば、取り扱う分野は複数になるのかなと思います。
さらには、カップのペイジは「形のないもの」「イマジネーション」に近いものを取り扱うと読めるのかなと思います。そうすると、少なくともこの人の取り扱う業務範囲では形のある商品ではなく、情報や文章など、形のないものを取り扱うと考えるといいのかなと思います。

カードから読み取った情報そのままだと上記のような感じになりますが、このままだと「結局それってどういう仕事なの?」というのがちょっとイメージしにくいと思います。
そこから、私が知っている範囲で想像のつく具体的なイメージに落とし込み
「海外に大きな取引先をもつ商社であったり、海外に本社があるIT・情報系の企業の日本法人や、逆に海外の企業とのやりとりが主なIT・情報系の企業」という情報をお伝えしました。

それぞれのカードから直接上記の回答は導けないと思います。ですが、お客様がやりたいことや実際にある仕事をもとに、カードの解釈をうまく読んでいくことで具体的な回答ができるのかなと思います。

私たちが読むのは「カード」ですが、お客様が聞きたいのは「カードの意味」ではなく、自分の問題を解決するためのヒントです。カードの意味をうまく読みこなして、ご依頼主様の質問に沿った内容で答えていくことがとても大切になってきます。

難しく感じられるかもしれませんが、逆に言うなら、お客様からいただいた情報やお客様のやりたいことが、自分のカードの解釈のヒントにもなるということです。ご依頼主様のお話もうまく活用して鑑定を作っていただけるといいのかなと思います。

各カードの意味

鑑定で使った各カードの詳細な意味は以下のリンクからご参照ください

鑑定項目その① おすすめの業種、会社の雰囲気など

ペンタクルのペイジ(逆)、カップのペイジ、ペンタクルのクイーン

鑑定項目その② お仕事探しのポイント

カップの1(逆)、ソードの2、カップの9(逆)


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次回の配信について

次回は2023年5月12日(土)配信予定です。恋愛に関する鑑定の解説の予定です!また次回皆様にお会いできることを楽しみにしています!

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