見出し画像

ストリートアカデミーで講座を開講するポイント その4 講座開催の準備をしよう

こんにちは。平日はフルタイムで会社員をしながら、週末はストアカでタロット講師をやっています。yukiといいます。前回の記事では、ストアカで講座を申請するための準備のお話をしました。今回は実際に講座開始までに必要な実務のお話をさせていただきます。

4−1 講座開催に必要な準備

講座開催に必要な準備はざっくりわけて2つあります。

1 会場の手配(オンラインの場合はオンラインサービスの準備)
2 講座の資料などの準備

です。それぞれ項目にわけて説明していきます

4−2 会場の手配(オンライン含む)

ストアカでは、対面での講座の場合には、必ず事前に会場の予約が必要となります。会場はスペース検索サイトで検索できるほか、ストアカと提携している会場を利用するのも便利です。

スペースを借りる際のチェックポイント
・必要な機材は借りれるか?(プロジェクター、ホワイトボードなど)
・開催人数に十分な広さはあるか?
・キャンセル料はいつから発生するか?
・同じ地域で同じスペックの会場に比べて値段はどうか?

開催する講座によって会場にもとめる物は違ってくるとおもいます。自分が開催したい講座が快適に開催できる条件か、必ず確認しましょう。

オンライン開催の場合には、zoomやGooglemeetなど、オンラインサービスの契約や、ミーティングIDの用意が必要になります。

私は、現段階(2021年2月)では、オンライン講座の開催はzoomが一番便利かなとおもってます。

zoomをおすすめする理由
・画面配信をしている画面と、モニタの画面を並行表示できる
・パスコード、待機室など入室方法が選べる
・ブレイクアウトセッション(グループワーク機能)が多様
・iOSをつかって動画などを流しても音声が問題なく聞こえる
(私は講座の内容を投影するのにiPadをつかっているのでiOSが使えるのは必須です(´・ω・))

という理由があるからです。一時期セキュリティの問題が取り沙汰されましたが、zoomでの乱入はパスコードなどの設定でほぼ防ぐことができます。ストアカでの講座だけではなく、本業のほうでも200名単位のオンラインセミナーを何度もやってきましたが、少人数の打ち合わせや会議ではwebexやgooglemeetも便利ですが、オンラインセミナーではzoomが今のところは一番使いやすいです。

zoomは無料プランもありますが、無料の場合は、自分も含めて3名以上の参加では40分で一度中断されてしまうデメリットがあります。

有料プランに対してちょっと抵抗のある人もいるかもしれませんが、都内でレンタルスペースを借りる場合、安くても6時間で1万円近くかかります。それにくらべればzoomの有料プランは2000円程度なのでかなり割安なのではないかなとおもいます。また、zoomはセミナーの様子を録画することもできます。ストアカの講座の開講を検討している方は有料プランを契約しても損はないのかなとおもいます。

4-3 講座内容の準備(資料など)

講座の内容にもよるでしょうが、多くの講座は解説のための資料が必要になるかとおもいます。また、受講された生徒さんにプレゼントできる資料があればより満足度が上がるのかなとおもいます。

資料の作り方のポイントはいろいろありますし、開講される講座の内容によっても違ってくるとおもいます。どの講座にも共通しそうなポイントをお伝えします。

資料作成のポイント
1 最初に「講座の目的」「全体の流れ」を必ず明記する。
2 1スライド内の字はなるべく少なく
3 「高度」なスライドより「みた瞬間わかる」スライドにする。
4 スライド全体のストーリーを意識する

それぞれのポイントについて説明していきます。

1 最初に「講座の目的」や「全体の流れ」を必ず明記する。
最初に、「今日の講座の目的(=何ができるようになる講座なのか)」や「全体の流れ」を明記すると、受講者はどんなマインドで受講していいのかがわかり、全体の流れがわかりやすくなります。私は毎回こんなかんじで、その時間の目的と、その時間やることを明記したスライドをご説明しています。

画像1

画像2

最初に全体像を俯瞰してもらうことで、全体の流れやどこに重点をおいている講座なのかもわかりやすくなります。

2 1スライド内の字はなるべく少なく。
仕事の資料の感覚で、びっしりと情報が満載になっているスライドを作る方がいますが、授業での大切なポイントは「パッとみた瞬間だいたいわかる」情報量に抑えることです。例えば、私は1枚1枚のスライドは、一番文字が多いスライドでもこのぐらいの分量です。

画像3

1枚にのっている情報量はなるべく少なく、でも、必要なことはきちんと載っている内容にしましょう。

3 「高度」なスライドより「みた瞬間わかる」スライドにする。
2と同じような内容になりますが、「やたらこったアニメ」や「やたらこったエフェクト」があるスライドは見る人にとっては「ノイズ」になる危険性があります。
PowerPointのアニメーションをストーリーのように使いたがる人がいますが、それはプレゼンで有効であったとしても、講座の場合は「もったいつけんとはよして」っていうことになりかねません。
PowerPointの技法そのものを伝える講座であれば大切であるかもしれませんが、スライドの内容を伝えることが目的の場合には、高度な技術を駆使するよりもみた瞬間にわかるシンプルなスライドを作るほうがいいのかなとおもいます。

4 スライド全体のストーリーを意識する
ちょっと高度なお話になるかもしれませんが、スライドは1枚1枚の知識がバラバラになっているよりも、講座全体がストーリーになっているほうが理解がしやすいです。ランダムにならんだ10個の数字は覚えられなくても、桃太郎のお話は全部覚えられるとおもいます。それは人の認識能力が「ストーリー」として物事を理解したがる傾向にあるからです。
スライドは1枚1枚が知識の羅列になるのではなく、全体がつながったストーリーになるように考えてみましょう。

4−4 講座の準備で私が「あえてやらない」こと

最後に、講座の準備で私があえてやらないこともご紹介します。
私があえてやらない、と決めていることは「印刷資料の準備」です。
私のタロット講座では、最低限の資料がまとまったB41枚の資料はお渡ししますが、それ以外はすべて終わった後データで資料を共有します。

スライドのデータ共有は、GoogleドライブやEvernoteのURL共有が便利です。

受講された生徒さんから「今日のスライドを全て印刷資料でいただきたい」というお声をいただいたことも何度かあります。
でも私自身では印刷資料は用意しないことにしています。

理由は、毎回用意をするコストを週末だけの余暇ではかけられないことと、私自身がセミナーでもらった紙資料を、数年後にはなくしてしまっていることが大半だからです(´・ω・)
また、紙をくばってしまうとどうしても紙資料に集中してお話に集中していただけないリスクもあります。

デジタルデータが苦手な生徒さんには申し訳ないなと思っているのですが、印刷コストや時間と効果があまり見合わないので私は紙データの配布は極力行わない(配布するとしても1講座1枚)ことにしています。

4−5 まとめ

ストアカでの講座開催のための実務的な準備をまとめてみました。慣れないうちは資料作成や会場準備も大変かとおもいますが、一度やってしまえばそんなにハードルは高くないのかなとおもいます。
また、資料作りも自分の好きなことがテーマであればお仕事と違って楽しいのではないでしょうか?ぜひ楽しみながら準備をすすめてください。

いいなと思ったら応援しよう!