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【全文無料特別号】むぎのマガジン vol. 144ー毎週とどくタロット鑑定解説マガジンー魅力的な占いサービスを作るためのワーク

こんにちは。むぎのタロットのyukiです。今回は月に1度の特別号として、全文無料公開です。
今回はタロット占いの際にお客様とするやり取りで気をつけた方がいいことについてお話させていただきます。

むぎのタロットマガジンでは、毎週1本ずつ、公開許諾をいただいているタロット占いの事例をじっくり解説した記事を掲載しています。また、時々、今回のようなタロットを学ぶためのノウハウも発信しています。

詳細は以下からご覧ください。毎月のバックナンバーも購読できます。


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ブランディング・差別化の前に考えること

今やタロット占いがオンラインで受けられる場所やサービスはたくさんあり、タロット占いのサービスを提供している人もたくさんいます。

その中で、自分の占いサービスを選んでもらうにはどうすればいいか?「ブランディング?」「差別化?」いろいろなことを考えるのかなと思います。

でも、いきなりブランディングや他の占い師さんとの差別化を考える前に「自分はどんな占いサービスを提供したいのか」にじっくり向き合ったほうがいいのではないかと思います。

今回は、オンラインで占いサービス出す際に、魅力あるサービス作りを考えるときに有効なワークをご紹介します。

「占いサービスを出す」とは?

今回はココナラ・ストアカなど、オンラインで占いサービスを出そうかなと思ってるor出してるけど集客困ってるって方向けのお話です。

現在、オンラインで占いサービスを提供できるサイトはたくさんあります。占いのオーディションなどを通らないでもサービスが出せることから、はじめてお客様からお金をとって占いを始めてみる方には一つの手段としてとてもおすすめです。

無料で占いサービスが出せるサイト例

これらのサービスは登録料金・月額料金無料で占いサービスが出品できて、審査もないため手軽にサービスをはじめることができます。
しかし、その参入障壁の低さゆえ、出品者が多いので自分専用の集客をする必要があります。

また、LINE占いなどの企業が提供するサービスで占い師として働いている場合でも、たくさんの占い師さんの中から差別化して自分を見つけてもらう・認めてもらう、集客は大切になるのかなと思います。

今回は、そういった「オンラインでの活動」で集客をしつつ、自分にとって理想的なお客様とつながっていくために必要なワークを上げていきます。

占いサービスを出すには何が必要?

では、占いサービスを提供するには何が必要なのでしょうか?
・占いのスキル
・占いの才能

そういったものが必要だと考える人も多いかもしれません。
もちろん、「良いサービス」の提供には「占いスキル」であったり、「お客様の要望を汲み取るスキル」は必要です。

でも、上記のスキルはお客さんが「あなたを選んで」から必要になるスキルです。
そもそも「あなたに占ってほしい」とお客様が考えるために必要なもの、いいかえるならたくさんの占い師さんの中からお客さんがあなたを選ぶのに必要なのは
「短くよくまとまった情報」です。

以下はオンラインで占いも提供できる「ココナラ」の占いサービス登録の画面です。

オンラインで占いサービスを提供するときにはこのように
・30文字前後のタイトル
・30文字前後のキャッチコピー
・1000文字程度の詳細な説明
の入力を求められることが多いです。

そしてこのうち、
お客さんが検索画面で見ることができるのは
・30文字前後のタイトル
・30文字前後のキャッチコピー

です。

さらには、30文字前後のタイトルが大きな文字で表示され、キャッチコピーは小さい文字で表示されるため、実質、はじめてのお客さんがあなたのサービスを選ぶかどうかは「30文字前後のタイトル」(と、サムネイル画像)から判断するということになります。

そのため、まずは、「30文字であなたの占いの魅力をお客さんにわかるように伝える」ことを考えることがとても大切になっていきます。

実際、オンラインでの占いサービス提供で、集客に悩んだ際にはまずはタイトルの見直しが一番大切だと私はおもっています。
占いサービスではありませんが、私も一時、タロット講座の集客ができなくなっていた時期がありました。その時は実はコロナの騒動が落ち着いたころで、コロナの騒動に合わせてつけたタイトルがその時期にマッチしていない・お客様に訴求しないタイトルになってしまっていました。
そのため、今のお客様に訴求するタイトルに変えたところ、値下げや宣伝を行わないでも、集客が回復しました。

面倒くさがらずに、30文字で、どうやったらあなたの占いの魅力が伝えることができるかをじっくり考えることがとても大切になります。

次からは「30文字であなたの占いの魅力をお客さんにわかるように伝える」ためのワークを挙げていきます。

魅力的な占いサービス提供のためのワーク

その① 自分の棚卸し

30文字であなたの占いの魅力をお客さんに伝えるためには、まずは「あなたの考え」や「あなたの占いの強み」を棚卸しする必要があります。
ここでの棚卸しの方法はあなたに占いの経験が十分あるかないかでちょっと変わってきます。

・占いの経験がまだあまりなく、「お客さんからみた」占いの強みをあげることができない方

占いの経験がまだあまりなく、「お客さんからみた」占いの強みをあげることができない方は、
・サービスを提供したい人(恋愛で悩んでいる人、家庭にトラブルがある人など、後依頼主様の特徴)
・悩みの種類(恋愛、結婚生活、仕事、家庭問題など、取り扱いたい悩みの種類)
・好きな雰囲気・モノ(あまりスピリチュアルっぽくない・神秘的・猫、など、自分が好む雰囲気やコンテンツ)

の3つで自分の棚卸しをしていくといいと思います。
こんな感じで、A4くらいの紙に上記3つのゾーンを以下のようにわけて

思いつく限り、どんどん書き込んでいきます。

良い意見をだそう、売れそうなサービスを考えよう、などと考えずに、ちょっとでも思いついたものは制限をかけずに「もうでてこない!!」となるまでじっくり時間をかけて書きます。

・占いの経験が十分にあり、「お客さんからみた」占いの強みをあげることができる方

占いの経験が十分にあり、「お客さんから見た」自分の占いの強みをあげることができる方は
・ウリとなる自分の占いの特徴(結果を出すのが早い、結果が詳細など)
・サービスを提供したい人(恋愛で悩んでいる人、家庭にトラブルがある人など、後依頼主様の特徴)
・悩みの種類(恋愛、結婚生活、仕事、家庭問題など、取り扱いたい悩みの種類)
・好きな雰囲気・モノ(あまりスピリチュアルっぽくない・神秘的・猫、など、自分が好む雰囲気やコンテンツ)

の4つで自分の棚卸しをしていくといいと思います。
こんな感じで、A4くらいの紙に上記4つのゾーンを以下のようにわけて

思いつく限り、どんどん書き込んでいきます。
良い意見をだそう、売れそうなサービスを考えよう、などと考えずに、ちょっとでも思いついたものは制限をかけずに「もうでてこない!!」となるまでじっくり時間をかけて書きます。

その② 提供サービスの優先順位を考えよう

その①の棚卸しが終わったら、その中で優先順位を考えます。もう1枚紙を用意して、大きなひし形を書きます。

そして、先ほど挙げた内容を、ひし形の中に上から下に優先順位の順番になるように書き写していきましょう。

付箋に書いておくと、何度も入れ替えることができてやりやすいかもしれません。

全部のキーワードの順位を正確にすることをゴールにするのではなく、「自分にとって何が重要なのか」をはっきりさせることを目的にワークを行うといいと思います。

その③ 自分のやりたいことをざっくりまとめる

ここまでの棚卸しの内容を踏まえて、自分の占いで提供したいものを以下の4つの視点でまとめてみましょう。

① 私の占いのメインターゲットは?(年齢・性別・生活スタイルなど)
② 私の占いはどんなお悩みが解決する?(片思いの恋愛、転職の悩みなど)
③ 私の占いはどんな雰囲気?(友達みたいに気楽に話せる、優しく寄り添ってくれる、神秘的な雰囲気、など)
④ 私の占いにはどんな強みがある?(結果が出るのが早い、具体的な回答がえられるなど)

4つのポイントすべてを埋める必要はありませんが、2つ以上は埋めてほしいなと思います。

また、なるべく具体的に、短く、内容を絞り込むことを考えてください。
特にターゲットの項目は「たくさんの人に占ってほしい!」と考えて「20代から60代までの女性」みたいなとても広いターゲットを設定しがちです。ですが、ターゲットは広げれば広げるほどサービスは作りにくくなります。

例えばファッション誌などは年齢層・生活サイクルなどのターゲット層がとても明確です。例えば、30代のお仕事に励む女性がターゲットの雑誌で、10代の女子高生に流行っているファッションを特集しても購買者は満足しないでしょうし、雑誌のカラーも明確にならないでしょう。
漫画でも、全部の人に好かれよう!と思ったら作品は面白くなくなるのではないでしょうか?
そんな感じで、「みんなのため」のサービスは「誰のためでもない」ものになります。自分の占いの強みが見えない場合には、自分が思い入れを感じられるターゲットをしっかりと絞り込むことも大切です。

その④ タイトル・キャッチコピーを考えよう

その③で決めターゲットや内容をもとに、30文字程度であなたの占いのキャッチコピーを考えてみましょう。

ちょっと気をつけてほしいのは、「キャッチコピー」は要約ではない、ということです。
キャッチコピーというのは、「そのワードを聞くと行動をおこしたくなる」ような言葉です。今回の場合は、「そのワードを聞くことで、お客さんが「どんな占いだろう?」「素敵だな」とおもってクリックしたくなる」言葉になっていれば正解です。

例えば、「男は黙ってスーパードライ」という名キャッチコピーがあります。
このコピーは「スーパードライ」という商品の説明は一切していませんが、このコピーが出た当時、コンビニやスーパーでたくさんあるビールの中から、「男は黙ってスーパードライか・・・」と、このキャッチコピーに影響されてスーパードライを選んだ人も多かったのではないでしょうか?
そんな感じで「お客さんがクリックしたくなる」言葉を考えてみてください。

その⑤ キャッチコピーを推敲する

できあがったキャッチコピーは声に出してみたりして、推敲してみましょう。
その際に、「もし自分がその③で設定したターゲットやお悩みを抱えている人ならこのキーワードはクリックしたくなるか?」を冷静に考えて、何度も推敲しましょう。

おまけその① サムネイル作成のポイント

多くのサービスでは、タイトルだけでなく、サムネイル(小さな画像)も登録することができます。
その時も、「自分が設定したお客さんやターゲットがクリックしたくなる画像か」を考えて設定しましょう。

ちょっと極端ですが、「恋に悩む若い女性」をターゲットにした場合、いくらありがたみがあっても厳つい刺青のような登り龍の写真にしてしまうとミスマッチかもしれません。自分が伝えたいイメージだけでなく、お客さんがどのようなイメージを望むのかを考えてみましょう。

おまけその② 詳細な説明の作成

キャッチコピーができあがったら、そこから詳細なサービス内容も考えてみましょう。キャッチコピーやタイトルを見て、「あ、この占いいいな!」とおもってクリックしてくれたお客様が読む文章です。
この文章をみて、「この人は信用できるからお金をはらおう!」と決めてくださいます。

そのため、詳細な説明で大切なポイントは「信頼を得ること」です。

サービス内容だけでなく、自分の過去のエピソードや思いをきちんと伝えることで共感・信頼が得やすくなります。
まずはキャッチコピーを作ることが大切ですが、キャッチコピーができたら、詳細な説明も考えてみましょう。

まとめ

魅力的なサービス提供のためには、まずはそもそも、お客様があなたを選ぶ材料をきちんと提供することが大切です。

そのために「なんか売れそうなキーワード」を探すよりも、自分の考えをしっかりと棚卸して、そこからターゲットを設定して言葉を決めていくことがとても大切になっていきます。

そしてなにより、気長に試行錯誤をしていくことが大切です。
どれほど直前にしっかり考えても、実際に施策をやってみたらうまくいかないことはよくあります。
「絶対失敗しないようにするんだ!」と意気込むのでも、
「まあ適当にやってみよう」とやるのでもなく、
「考えてやってみて、違ってたら修正する」を繰り返していくことで、あなただけの素敵なサービスをつくってみてください。


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次回の配信について

次回は2024年9月14日(土)配信予定です。恋愛に関する鑑定の解説の予定です!また次回皆様にお会いできることを楽しみにしています!

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