#今週の一曲一枚 Donny Hathaway / Someday We’ll All Be Free (France Release) (2010)
大長編を選んでしまった。
私はいつも音楽はサブスクリプションで聴いているが、アプリからのおすすめではなく、もっぱら友人からのお薦めやSNSで見つけた気になった音楽ばかり聴いている。
1曲だけお薦めする人が多いが、その場合でもそのジャケットのアルバムやらEPやらを丸ごと聴く、というのが私のスタイル。
その1曲だけでは特にとても好きにはならなくても、丸ごと聴くととんでもない出会いがあったりする。だから必ず「丸ごと」、だ。
今回は3曲だけ取り上げよう。
Jealous Guy (Studio Version)
ピアノがとにかくかっこいい!ズンズンとリズムを刻みつつトリルをかましてくる。ピアノのテヌートは本当にかっこいい。日本のポップスだと強そうなピアノって多くはない気がする。ピアノのイメージって繊細な感じ(激しく弾いていても)。このくらい強そうなのも時々聴きたくなる。このアルバムには2ヴァージョン収録されている。こちらを選んだのは、ピアノやギターの音の粒が立っているのが好みだから。でもライヴ音源もそれはそれでかっこいい。
You’ve Got a Friend
どこどこでのライブ、とは書いていないがライブ音源。歓声にこっちまでテンションが上がる。イントロのオルガンの音色とメロディーが、もちろん観客は「あの曲だ!」って盛り上がっているのだけれど、それを抜きにしても人を惹きつける魅力があるのではと感じる。そしてサビの、会場の大合唱。もう本人歌ってないし。この状況もだし、合唱の音がなんだか好き。
Voices Inside (Everything Is Everything)
勝手にヴォーカルのイメージが強かったが、もちろん素晴らしいピアノとオルガン奏者。この演奏では、その鍵盤の演奏がたっぷり楽しめる。他のバンドメンバーのソロも楽しめて最高。でもって、バンドメンバーを紹介するときの語りが、歌を歌っているみたいで気持ち良い。節がついているわけじゃ無いしリズムに合わせたりしているわけでは無いのに(合っているが)、そこまでをも含めた演奏という感じがする。
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