Rafael Martini / Martelo(2022)
まずタイトル曲のMarteloがかっこいい。クラリネットとヴァイオリンのソロや掛け合いがかっこいい。そしてなぜか、中学生時代にやっていた吹奏楽が想起される。高音域の弦楽器は吹奏楽にあまり関係ないのになぜだろうか。クラリネットの要素は強いかもしれない。管楽器が映えるフレーズは、小学校のリコーダーで習ったタンギングだとか、独特な部分があるのでそれが吹奏楽感なのかもしれない。
次のPassagemは、また雰囲気が違う。きれいな感じもするけど、混沌としている。かと思えばやっぱりきれいなメロディーが顔を見せてくる。中盤あたりの、やはりクラリネットのおおらかなメロディーが爽快だ。
間をとばしてしまうが、最後のA escutaは特にお気に入りだ。音階をもしかしたらモチーフにしているのかと思うような、とにかく音階が多い曲。上がったり下がったり、波が見えるようで面白い。
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