#今週の一曲一枚 Jordan Rakei / Flowers - Single (2023)
初めて聴いたとき、冒頭で「暗い音楽だな」と思った。
でもそう思うのは最初だけだ。聴いていると、なんだか落ち着いてくる。最初はそわそわさせたピアノの和音も、規則的に響くと体に馴染むような気がする。
ロールの入るドラムが、気だるさもあるけれど同時に軽やかさも感じる。ダウナーな曲なのにマーチみたいだ。最初は暗いと思ったのに、だんだん楽しい気持ちになる。
サビの部分のストリングスのメロディーは希望に満ちている。ヴォーカルのメロディーが、だんだん下降する節を多用するのに対して広がりがあって壮大。人を映しつつどんどん引いていくカメラワークを想起させる。このとき、ヴォーカルも割と声を張り上げている。だから、広い風景が想像できるのだと思う。
最後には小さな部屋に帰ってくる。急に空間が狭くなった感じがして、驚く。遠くでさっきまでのストリングスが鳴っている。このときストリングスには悲壮感が感じられる。さっきまであんなに希望に満ちていたのに。
なんだか不思議で、気になって何回も聴いてしまう。
#今週の一曲一枚 は、本日をもって無期限の休止とします。
一番の理由は、ネタ切れです。
生活パターンが変わって、音楽を聴く時間が少なくなり
新しく音楽を聴くことが激減しました。
人が一番いろんな音楽を聴くのは、23歳がピークだと聴いたことがあります。
それを聴いた時はそんなことないと思っていたのに、気付いたら少し下降気味。自分の中では、少し残念でもあります。
今はまた違うWEB記事を友人と企画しています。そちらに集中したいこともあるので、一旦お休みします。
このまま再開しないかもしれないし、5年後10年後に始めるかも。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?