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#今週の一曲一枚 Éclo / Éclo & Hibou

一曲目、"Prélude"で一気に引き込まれる。

全体的に、方々に散らばって掴みどころのない、でもはっきりとした音が素敵。歌い方も空気をいっぱい含む感じ。3曲目の"Après"は最もその感じが出ている。ばしゃーんと少し大袈裟なシンバルは、華やかというよりは印象だけ残してどこかに消えてしまう。

そういう金属的なばしゃーんという音は、ギターとの繋がりが連想しやすいけれど、ピアノとも親和性が高い。ピアノも金属を叩いて音を出しているからだろうか。"Abîme"でそのことについて考える。

同じピアノでも、"Cendres"では古いビデオか響くところで演奏しているかストリートピアノみたいに ーとにかく調子外れということだー 響くと、また違う古っぽい印象になるから面白い。この曲ではヴァイオリンもそういう雰囲気を醸し出しているような気がする。

歌詞のない曲があるのも好きだ。違和感なく他の曲と繋がっている。歌詞が分かる訳でもないのに、歌詞が無いのはより世界観が伝わってくる気がする。言葉って、相当メッセージ性が強いんだろうな。


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