Katy Kirby / Cool Dry Place (Expanded) (2021)
ギターの音色が最高。ちょっとくぐもってて、ノイズっぽい。タイトル曲"Cool Dry Place" なんかではその感じがより強調されて、曲の最後でノイズがちになるところが特にかっこいい。
やさしい裏声のヴォーカルも、ドラムもギターもピアノも何もかもが素朴で、心地よい。
4曲目の Traffic! は、特に好き。少しトリッキーなリズムがクセになる。声の加工の仕方も絶妙。キラキラ系の加工なのにキラキラしないところがすごい。派手にするためでも、声を隠すためでもなく、自然に存在している声。途中で出てくるオルガン的な音と質が近くて、溶け込むような印象がある。サビに入る前、声だけになる部分が特に良い。優しい声が、より強調される。アルバムの中でもアップめの曲で、心躍る感じの演出がされていて、それが惹かれる理由かも。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?