#今週の一曲一枚 青葉市子 / “Windswept Adan” Concert at Bunkamura Orchard Hall (Live) -2021
最初、ライヴ音源とは信じられなかった。ライヴ盤思って、その気持ちで構えて聴き始めたら、全然そうは聞こえないから驚いた。音響は確かにそうだし、拍手でその雰囲気に引き込まれるけれど、やっぱり私が想像するものとは違う。会場の熱気とか言うよりは、「作られた音楽」を聴いている気がする。これを会場で聴いていたら、どんなにびっくらこいたろうか。
そもそも、録音したものをあまりいじらず組み合わせる、なんてこともあるのだから、コンサート会場のライヴ演奏と録音スタジオでの演奏なんて大して変わらないのかもしれない。だとしても、だ。会場での声が少し反響する感じも含めて、計算された音源のように聞こえる。
Dawn in the Adan (live at Bunkamura Orchard Hall, Tokyo, 2021)は特に好き。最後の方のフルートのメロディーが本当にきれい。
あと、音源にバンドメンバーの紹介が入っているのがすごく良い。(他にもそういう音源はある。でも少ないと思う)サブスクで聴く時、見られることもあるけれど、大抵演奏者までは表示されないし、ホームページに載っていても辿りつかない人も多いと思う。こんな人たちが演奏してるんだなって、音だけで聴くことが出来るって、なんか嬉しい。
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