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:感想: Perfume Imaginary Museum “Time Warp”

2020年
監督:MIKIKO、Daito Manabe

2020年、Perfume20周年を記念して行われたイベントの、パフォーマンス部分を収録した映像作品。

まず、衣装がとても素敵。特に一つ目の衣装は、ハンカチの真ん中をつまんでヒョイと持ち上げたような、大振りで表裏で色の違うプリーツのスカートが目を引く。正確には筒になっていないようなので、スカートではないようだが。また、わざと見えるように背中に収納されるマイクが、宇宙飛行士の宇宙服か、ロボットのよう。他の映像を見ると、見えないようになっていることが多いようなので、わざとマイクを強調したのだと思う。個人的には、背中側から見ると前後ろが逆のように見えて(胸ポケットのように見えて)、面白い。他にもリップの色が衣装と合っていたり、細部への気配りにも目がいく。

この作品では、もちろんPerfumeの3人が主役なのだが、3人のパフォーマンスを写すことだけが"Perfume"なのではないとよく分かる。3人がアップで映るだけではPerfumeの世界観は表現されない。中田ヤスタカ氏の音楽や、ライゾマティクスによる演出があって初めてPerfumeは私たちの目の前に現れる。そして、それらがあって、さらに3人が輝くのだ。

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