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Ana Roxanne / ~~~ - EP (2019)

季節の変わり目には、こんな落ち着く音楽を体が欲する。くぐもったシンセサイザーの音が、心地よい。

派手なテクニックはないし、感動的なメロディーもない。踊っちゃうビートもない。

でも、とてつもない引力がある。何で好きなのかと問われるとよく分からないが、曲をスキップして聴くなんてできないし(あまりしないが、曲によってはしたくなる時はある)、耳を澄ましてしまう。

音楽を聴く時、いつもどんな楽器が使われているだのハーモニーがどうだのメロディーが、と思っているけれど、そういった類の雑念は、このEPを聴いている時は取り払われているように思う。こうして書いている時も、聴き直そうと巻き戻したりしない。自分は純粋に音を楽しむことができるんだな。


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