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成功プロジェクトと失敗プロジェクトを比較してみた

お疲れ様です。むぎです。

今までに携わったプロジェクトの中で、成功したプロジェクトと、失敗したプロジェクトで進め方(マネジメント)が全然違ったので、その違いについてまとめてみました。

もちろん成功、失敗には色んな要因があるけれど、一つの切り口として参考になればと思います。

1、プロジェクト終了後に何を産んだか?

それぞれのプロジェクトが終了した時に、次のような状態を生み出しました。

■成功プロジェクト:

①納期に間に合った。
②予算内で完了した。
③運用開始後に大きな問題は出なかった。
④運用開始後ひと月で保守体制に移行できた。
⑤多くは新プロジェクトへ異動可能となった。
⑥高いメンテナンス性を実現した。
⑦監視・パッチなどの定刻作業がほとんどなかった。

■失敗プロジェクト:

①納期に間に合わなかった。
②予算を超過した。
③運用開始後は問題だらけだった。
④運用開始後も保守体制に移行できなかった。予算だけが保守体制レベルに縮小された。
⑤キーマンだけ残され、問題の対処を続けた。メンバーの離職、異動願が増えた。
⑥辻褄合わせの仕様がメンテナンス性を阻害した。
⑦毎日、監視・パッチだらけだった。半永続的な定刻作業を生み出してしまった。


2、比較するプロジェクトの内容

両方とも同じ金融系Sierのプロジェクトでした。開発規模はひと月あたり最大で100人月程度になります。開発期間は1年半~2年におよぶ大規模プロジェクトでした。

成功プロジェクトは新商品の取り扱い追加案件で、失敗プロジェクトはリプレースでした。

ただ、リプレースはその内容から新商品よりもお金は貰えなかったと思いますので、そこは成功プロジェクトに比べて条件は難しかったかもしれません。

システムの構成ですが、両者ともサブシステムは次のような業務毎に別れてました。一つ一つに複数のフロント(画面)とバック(バッチ)があります。データは上流から下流の業務へと受け渡される仕組みでした。

属性(顧客・商品)
 →注文
   →取引  
   →残高
   →コンプラ
    →利息税金
     →会計
      →バックコンプラ
       →帳票→営業実績・EUC


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