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キングダムを××巻まで読んだから、君にはこれを読んでほしい森秀樹の「墨攻」
自分が「キングダム」の面白さがよく分からない原因の一つにこの漫画があるのではないか。
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「墨攻」(ぼくこう/ぼっこう)。
酒見賢一の小説のコミカライズ版である。作画は5分で読めるシグルイこと「腕~駿河城御前試合~」の森秀樹。脚本は久保田千太郎。単行本全10巻、初版は1992年。漫画版は秦の始皇帝が天下統一を狙う時代が舞台。古代中国に実在したという籠城のスペシャリスト集団、墨家。専守防衛、能力主義、葬式は費用をかけず簡単にというファンキーな思想を持った人達がいたというから中国4000年は侮れない。
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大国に攻められようとしている小城が墨家に助っ人を要請したが、派遣されてきたのは男一人。訝しがる城の人間たち。主人公である墨者、革離(かくり)がやがて城をまとめ上げ、一大攻城戦が始まる。。。という話。
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とにかくリアルである。
まあキングダムとはジャンルが違うかもしれない。「壁」がキーワードになる物語構成は、自分にとって「進撃の巨人」もピンとこなかった原因なのかもしれない。
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リアルタイムで読んでいて、小説版の面白さにはかなわないなあと思っていたのだが、漫画版もかなり良い。後半は漫画オリジナルの展開が始まる。アンディ・ラウ主演の映画版も見に行った。寝てしまったが。