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作家はアスリートだ!命がけの現場を描いた小林まことの「青春少年マガジン」
2016-06-28
漫画家になるための本は色々あると思うが、肝心なことが書いてないと思う。漫画家になるためにはアスリートでなければならないのではないか。まず、定期的に作品を仕上げられるスピードと体力、そして精神力が必要だ。
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冨樫義博かなんかが言っていたと思うが、まず自分で勝手に週刊連載やってみるのも良いらしい。半年間、20ページを描くを続けて平気なら、その人はとりあえずフィジカル的な意味では十分作家向きと言えるだろう。
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「青春少年マガジン」では作家の過酷さが伝わって来る傑作。
「WHAT'S MICHAEL?」「1・2の三四郎」の小林まことの自伝漫画だ。アオイホノオを読んでいれば、いかに取るのが難しいか分かる100万円の新人賞をかっさらった小林氏。新人賞を競った同世代の作家たちと、過酷な週刊連載の波に飲まれていく。
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死線をさまよいつつも小林氏は生き残るが、同志の小野、大和田は命を落とす。このブログは大和田氏の「虹色town」で検索して来られる方が多いので、ファンの方には是非読んでいただきたい。実際、このblog読んで購入したという人も多い。
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