大きい女の子に大きなお友だちも大興奮!再映像化を熱望する「モルモ1/10」
2015-11-12
「富士山さんは思春期」や「進撃の巨人」など、巨大ヒロインが出てくる漫画がヒットしている。自分の中で元祖と言えるのは1980年代前半にヒットした「かぼちゃワイン」だ。そして80年代後半に読んだ「MORUMO1/10(もるもじゅうぶんのいち)」にも強烈なインパクトを与えられた。作者はあろひろし。氏の漫画を読んだのは「とっても探検隊」以来。
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身長16.3m、体重45tの女子高生が、間抜けな悪の科学者の失敗によって人並みサイズにされて喜んだのもつかの間、それまでの漫画やアニメが無視していた科学考証によって振り回されてしまうコメディである。この科学考証が合ってるかどうかはよく分からない。作者も作中で自らの間違いを認めていたりするが、当時はとにかく知性的な漫画に思えたものだ。空想科学読本のコンセプトに近いといえば近いかもしれない。ちなみに空想科学読本の原型ができる10年前にこの漫画は始まっている。
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全16話、単行本2巻。今は亡き「月刊少年キャプテン」で連載されていた。実写化もされていて、ライブマンの森恵が主演。悪の科学者役が所ジョージというのが秀逸。今のCG技術で映画化してくれないかなーと思っていた。原幹恵がいいなーと、キューティーハニー演じてた時は思っていたのだが。
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ラストのどんでん返しなども作者の頭の良さをうかがわせる。
しかしあろ作品はこの2作品しか読んでないのであった。。。