原作者が自ら描いたライダー漫画の傑作「仮面ライダーBLACK」
2016-06-24
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「ばくおん!」に続いてAmazonプライムで「仮面ライダーアマゾンズ」を見終えた。やっぱりながら見だけど。アマゾンと呼ばれる人食いの怪物達が潜んでいる町。アマゾン狩りをする組織に、アマゾンでありながら同胞を狩る者たちという構成。
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途中から食人という要素が重く響いてくる。
寄生獣のようだ。
食人を最小限に抑え、人間と共生しようとするアマゾンたちの存在を知った事から主人公の葛藤が激しくなる。主人公と共闘するアマゾン狩りの傭兵部隊の中にもアマゾンが一人混じっていて、最初オルフェノクみたいだなと思っていたが、よく見たらモグラ獣人のリメイクだと気付いた。元祖モグラ獣人は途中退場したが、リメイク版も仲間の肉を必死に食べだすというシーンがショッキングで、地上波放送できるのかなコレと少し心配になった。なかなか終わり方も良かった。あまりちゃんと見返そうという気にはならなかったけど。
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漫画版の元祖アマゾンはこないだ紹介したので、今度は仮面ライダーBLACKを。漫画史にその名を残す巨匠・石ノ森章太郎の漫画は荒くて結末もよくわからない。俺だけだと思っていたのだが「アオイホノオ」でもそんなことが描かれていて近年になってようやく安心できた。BLACKもリアルタイムで読んでいた時も実写版と違うのが不満だったのだが、月日が経つほど名作だと思うようになっていった。
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初代ライダーのマンガ版はあまりにも実写版と違って子供心に残念だったのだが、このBLACKはそこそこ実写版に寄せているのが好感持てる。ちゃんとバトルホッパーも登場。実写版よりもかっこいい。残念ながら変身して搭乗するシーンは無いが。