読まず嫌いもスペースラナウェイ?道満晴明の「ニッケルオデオン」

2016-08-01
まとめサイトで読んだ短編漫画が面白かった。
ちょっと気恥ずかしいくらいのミニョーラの様なタッチ。
描いたのは道満晴明だった。

道満晴明といえば、かつて俺の中で大ヒットを飛ばしたエッセイ漫画「みんなはどう?」に登場する中で、唯一興味がなかった漫画家である。漫画のキャラクターとしては良いのだが、なんか絵柄が馴染めなかったのだ。

しかし「みんなはどう?」から20年ぐらい経っただろうか。あの漫画に登場する中で一番よく名前を目にするのは道満なのである。それがずっと心に引っかかっていた。こういう作家になったのか、あるいはこういう作家だったのか、なのだが、ついに単行本を購入する日が来た!と、冒頭のまとめサイトに一部引用された漫画の単行本を買ってみた。

タイトルは「ニッケルオデオン」。全3巻。小学館版のアフタヌーン(という風に思っている)的雑誌、「IKKI(いっき)」で連載されていた様だ。何巻になるのかよく分からないが、目的の漫画は【緑】に収録されていた。

で、他のエピソードも読んでみたのだが。。。
正直面白いのかどうかよく分からない。どういうことだ?とページを戻して繰り返し読んでみたりもするのだが、あまりスッキリした話は少ない。

まあ俺の趣味嗜好とは違うベクトルの領域なんだろう。全く自分と合致しない作風がしっかり世の中に受け入れられていると言うことは、自分の趣味もどこかでそれなりに受け入れられる可能性もあると言うことで、この世界はまだまだ多様性があって非常に素晴らしいことだと素直に思える。


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