動物園に行く日に着る用のワンピースをDIYする

ワンピースはどこかお出かけ着という意識があって、そういう特別感も含めてステキなのだけれど、そうすると汚れてもいい服を着る日にワンピースを着るのがためらわれるのです。いい大人の普段着に汚れてもいい服なんかあってたまるかと思いつつ、私の活動の中でもっともアクティブなのは動物園に行く日なので、動物園に行く日に着る用のワンピースを手に入れたら万事解決なのです。

動物園ではいろいろ適当なところに座るよねということで、デニムのサロペットなワンピースに決定し、買うからには動物園に行かない日も着ないといけないので黒いのを買いました。
普段に着るワンピースでさえなかなか意に沿うものが見つからないというのに、更に条件が厳しくなってとても大変。あの検索って、もうちょっとどうにかならないんだろうか。

さて、がんばって見つけた動物園に行く日に着る用のワンピース。届いてみたらなんとグレーでありました。ショック。しかしもう一度探す気力は残っていないのだ。こいつにがんばってもらうしかないので、自分で黒く染めますよ。
最近、服を黒く染めてくれるサービスというのを見たんです。まあまあ良いお値段なのでここは自力で。

手芸屋さんで染め粉を買ってきました。ボタンものっぺりとした銀色で、頭がフラフラ動くタイプでカチャカチャうるさいので真鍮のに交換することにします。吊り金具もボタンの色に合わせて交換します。

デニム生地の服によく付いてるあのボタンはタックボタンというそうな。はじめて知りました。糸で付けてるボタンじゃないので、工具で無理やり千切り取ります(再利用はできません)。工具はボルトカッターがおすすめ。
染め粉と塩を溶かしたお湯でじゃぶじゃぶと染めて、すすぎます。永遠に真っ黒い水が出てくるので、適当なところで諦めて、お酢を入れたぬるま湯に1時間くらい浸けて色止め。すすぎの水は見違えるほど透明度が増すけれども色落ちは止まらないので(染める前に水洗いしたときも同じくらい色は出てた)、適当なところで諦めて脱水して干します。
乾いたら新しいボタンを金槌でトントンと付け、吊り金具も付けます。金具の付け方は外すときによく確認して写真などに残しておいた方がいいですね。私は肩紐の通し方が気に入らなかったので変えましたけどね。

喪服みたいに真っ黒!な仕上がりにはなりませんでしたが、誰もこれをグレーとは言わないくらいには黒く染まりました。いちばんよく染まったのが内側のタグだったのが謎です。何も読めない。
ボタンと金具も落ち着いた色になってとても満足。これで動物園に行く日もワンピースが着られます。たくさん着よう。

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